アメリカ大統領選

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いやはや、面白かったです。。
アメリカ大統領選。いや、ほんと、面白かった。4年に1度のオリンピックにしとくのはもったいない。こんなに面白いなら毎年やってもらいたいぐらいです。


今回の選挙はまるで南北戦争のようでしたね。
黒人なんか奴隷よ、今まで通りでいいの!の南軍。
黒人解放よ!みんなアメリカ国民よ!の北軍(ぽい)戦い。単純がすぎるか。

歴史をなぞれば、とっくの昔に北軍(リベラル)が勝って、南軍(保護主義)は負けて、決着がついてるはずなんですが、その後も黒人差別はずっと続いて、人種差別もずっと続いて、なんならWASP最強の白人優越主義の超でっかい帝国が作られて、世界中を丸焼きにして世界帝国を建設しまして、今も世界のスタンダードは白人優越主義なわけで。

金髪で二重瞼で、彫りが深くてチン×がデカい。そんな男が理想の男な訳でして。それに近ければ近いほどイケメンと呼ばれる訳でござる。
ファッションも食事の嗜好も、思想、道徳、倫理観、教育、政治に至るまで、白人の作ったスタンダードを「オシャレ」「先進的」「進んでる」「お手本」として真似っこし、取り入れてきたわが皇国NIPPON。そして、NIPPONは世界でそこそこ商売が成功して稼いで豊かになったので、それを次々真似しはじめるアジア諸国。

白人優越主義は結局世界中へと拡散し、どんな国にも鯨とゲイと黒人を守るための思想の兵士がいて、至る所でゲリラ戦をはじめる始末だ。いまや、鼻くそほじりながら「黒人のチ×ポでっけぇ〜」とか言おうもんなら、もう最悪である。粛清……。。。「黒人かっこいいよな〜。。憧れるで」と言わにゃならん。つうか「黒人」というワードがそもそもアウトな訳でして、「アフリカ系」とか言わなきゃなんなくなりつつありますよね。俺らの世代が日本から消える頃にはきっとそうなっているでしょう。「アフリカ系のチ×ポさまって長くて素敵ですわね✨」と言わなきゃならないわけです。色々不自由ですよね(真顔)。

この戦いで、結局のところリベラルが勝ったと言ってもその勝利はまだまだ象徴に過ぎない訳でして、これからファシストの豚どもをガス室に送ってみんな殺さなきゃならない訳ですよ。でもそんなことできないわけでしょう。トランプだって7000万票ぐらい票を取ってる訳でしょう。差別はまだまだ続いていくと思うですよ。差別は人、いや、動物の本質でありますから、どんな綺麗そうな政権ができたところで、絶対無くならないわけでございますよ。

もう当たり前なわけでして。
飢えたときに、他人に自分の飯を分けるか?と言ったら分けないでしょう? 自分の家族や自分自身にまず優先して分けるでしょう?
これはね、実はこれこそが最も原初的な差別なんですよ。自分とその周辺だけ生存が保証されれば、後はなんでも良いというのがあらゆる人の本音なんですね。それはどんな動物でもそうですし、人間だってもちろんそうですよ。

まずは自分が食べていきたい。自分が良い位置にいたい。自分とその周囲だけが、とりあえず甘い汁を吸いたい。。。これがいわゆるトランピズムですが、こう書くと卑しいですね。。こんなやつ負けて当然じゃないですか本来なら。(これを急進的に進め、異種を絶滅させるか奴隷化しようとの思想がいわゆるナチズムと呼ばれるもの。トランピズムは「自分ら以外は無視してほっとけ。そのうち死ぬさ」という冷たい感じだ。伝統的なアメリカのモンロー主義にも似ている。)

しかしね、自分が広場に家建てて、その辺の空き地を庭にして好きにやってて、子供を遊ばせて、木に実がなったら登って取ってみんなで食べて、それが当たり前な毎日に、不意に隣人がやってきて、広場を「公共のものでしょ?」とか言って使いはじめて、木の実も取って自分にとって邪魔な場所に車を駐車して、家建てられて自分の部屋の日当たりが悪くなったら、、

誰でも本音では「うぜ〜あいつ。死ねばいいのに」と思うはずです。

もちろん、「そうよね、公共のものだもの。仕方ないわ」「みんな助け合いよね、お互いさま!」と思える人もいます。金持ちです。もちろんそう思えない人もいます。貧乏人です。貧乏で、木の実を食べないと飢えて死ぬぐらい困窮してたら、「仕方ないわ」とは思えないでしょう。豊かな人にとって木の実など所詮は嗜好品です。食べられなきゃ食べられないでどうってことない。スーパーで買ってくればいいもん〜という感じなら、憎悪も大したことはないでしょう。

でも、隣人がやってきて、木の実を食べられる量が減ったばっかりに、乳が出なくなり、自分の赤子が死んだとしましょう。またはそのリスクが増えた。その場合、これはたったこれだけのことですが戦争のきっかけとなります。

アメリカの白人だって、貧困層が多くいますから、メキシコ人、中国人、黒人に仕事や資源や立場を奪われ、実際生活が苦しくなった人は現にいると思われます。そのような人がトランピズムを支持したとして、どうして責められましょうか。トランピズムが嫌いでバイデンを支持した人の多くが、アメリカ白人の富裕層と、有色人種の移民たちです。移民がバイデンを支持するのはごく当然。アメリカ白人が有色人種を嫌って、構造的に貧困に追い込んでいるのは事実だからです。

富裕層の白人は結局のところ金が余るほどあって、生活に困るとかないし、偏狭な人間だと思われたくないという程度の理由で、「ほんの少しなら自分らの権利をくれてやっても良い」と考えているんですよね。最も白人としての恩恵をふんだんに受け続け、勝ち続ける人生を送り、暴利を貪ってきた彼らは、まだまだ余裕なんで、「頭良くて寛大な人間だと思われたい」との自己実現に連なる欲が食欲に勝るわけです。

こう考えるとおかしいと思いませんか?
白人優越主義者って、「保護主義を唱える白人」と思われがちなんだが、「パフォーマンスとして黒人差別に反対する金持ちの白人」こそ、もっとも白人としての恩恵を受け、社会でもっとも高い位置にいて、全ての富を独占してるわけで、これらこそが最も憎むべき白人優越主義者なんすよね。(←今日の話の核心)彼らはうんざりするほどの富を独占し、世界中が飢えても知らん顔で、せいぜい世間話で「トランプにはうんざり。バイデンに票を入れたわ」と言ってみせる程度で善人ぶれると思ってる特権階級なんですよね。

バイデンに入れた金持ち白人と、トランプラブの貧乏白人って、懐具合が違うだけで、結局利己的に動くのみという人の本質は変わらないわけなんですよね。ガッカリな現実なんだけど。

だから、バイデンが勝ったから、白人優越主義が無くなると思ったら当然そんな訳はない。南北戦争で北軍が勝ったのに何も変わらなかったのと殆ど同じです。小さな一歩すら、実は踏み出せていない。結局バイデンだって白人の金持ちですし。バイデンを勝たせたのは貧乏な移民ではなく、西海岸の金持ちやニューヨークやワシントンの特権階級達なんですから。

むしろ、貧乏人が唯一政治に影響を与えられる機会が投票な訳でして、彼らのなけなしの一本の矢がトランプだったとしたら、それが報われなかったのは悲しいことです。そして、貧乏な移民たちが、自分の立場を向上させたくて放った矢がバイデンだったとしたら、金持ちのニューヨーカーの自尊心をちょっと満たしたのみで終わるわけでして、それも悲しいことですね。

結局金持ちは金持ちのまま。貧乏人はずっと貧乏。それがこの世です。リベラルなるものは金持ちの戯言で、偏狭な保護主義こそ、貧乏人の心からの本音だったりする訳です。だからこそ、トランプは人気者でしたし、今後もカリスマとして歴史に名を残すでしょう。(日本にもそっくりの構図があると思いませんか?)

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