フリーランスを考える

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俺は、もう自分は完全にフリーランスで仕事をしているつもりでいたような気がする。

ここ数年は仕事する時だけ事務所に行って、仕事が終わったら何時であろうと家に帰る、という生活だった。仕事がない日は別に休んでも構わなかった。給料は完全に働いた分だけ。退職金もボーナスもないので稼げるときに稼がないとやばい。そんな感じだったのですよね。フリーっぽいっしょ?

しかしだな、不思議だなあと思うこともあった。

健康保険や厚生年金には入っているんだよな。もともと最初は正社員で入社した会社だったんだが、1年勤めたら上から非常勤に切り替えて歩合給で働いてもいいよ、と言われた。その方がお気楽だしけっこう稼げるからそういう人が多いよ、と。まあ、入社前からそういう「飴」が用意されているって知っていたからこの会社に入ったわけだが、非常勤に切り替えたら、歩合給で給料の最低保証もないんで「変だよなあ。非常勤とはいえこれって違法だよな。業務委託に切り替わったって解釈でいいのかな?」と思っていたのだが、基本的に普通に仕事してれば給料が月40万を下回るということはまずないので、あまり気にせずに仕事ぶち込みまくって月60万ぐらい稼いでいた。すごく忙しかったのだが、お金はすごく稼げた。

でもねえ、バリバリ仕事して空いた時間は全部酒飲んでセックスしていたらですね、月に1~2回は熱が出るんですよね。。風邪の症状は全然なくって。本当に、ただ熱が出るだけ。帰ってよく眠れば翌日には完全に復活してるんですが、そのタイミングで腰痛が悪化することも多いんです。季節の変わり目などに多い。花粉症の季節は毎年疲れやすく体調を崩しやすい。

仕事しすぎなんだなあ、疲れだなこれは、とわかっていましたが金は欲しいので頑張ってそのような生活を2年ほど続けました。その間、公認心理師の免許を取ろうと自宅で勉強もしてたんですが、通信制の予備校に入って朝5時に起床して2時間の動画を1.5倍速とかで観てだな、家事をもろもろこなしてから出勤してですな、仕事が早く終わったら帰り道のカフェに入って勉強したりですな、なんでそのようなことができたのか今となっては不思議なぐらい頑張ったのですよね。勉強する時間を捻出するために少し仕事を減らしたりもしたが、基本的に50万ぐらいは毎月貰っていました。

公認心理師試験は合格率40%程度です。今年もめちゃくちゃ難しかったとの噂ですね。問題は見てませんけど。かなり運もあったんだろうけど、なんとか一発で合格しました。すると、今度は「免許を取っただけで仕事に結びつかないと損してる気分だ」となりました。だって時間も金もすごくかかったんで。何より合格して嬉しかったので、なんとか心理の仕事を副業でいいからしたいと思うようになりました。

すると仕事探しに時間が必要でしょ、空いてる時間を確保しないと面接で「アンタ忙しすぎやん。何しに来たん?」って詰められるでしょ。なので収入減るの覚悟でスケジュールに意識して空きを作ったんですよ。給料は減るし、周囲からは「この時間何してるの?リフレッシュタイムですか?」なんて嫌みを言われたりとかね。地味~に辛かったです。この辺からなんか変だよな、と違和感が出てきたんですが(ここから本題。なげえよ)。

なんで非常勤で自由に働いていいと言われてるのに、仕事減らすと文句や嫌みを言われるの?って疑問がまず一つ。仕事した分しか金もらえないのだから、仕事減らされたって別に会社は不利益などないはずなのである。でも、いろんな奴に足を引っ張るようなことされましたよ。

自由業だと思っていたんだが、時間外のゴミ出し当番だとか、朝礼に出ろだとか、ミーティングは強制参加だとか、何かあればすぐに土曜出勤日曜出勤を同調圧力かけてくるわけ(←ちなみにこれらは無報酬。なのにすさまじく強烈な同調圧力をかけてきて断れない空気を作るのだ

残業しても給料ゼロ。ボーナス退職金ゼロ。これは自由業と思えば納得できるわけです。

しかし、健康保険厚生年金には入っているし、交通費も出ているし、有休も定期的に貰えるんですよ。で、なぜか今はやりのジョブカンで勤務時間を管理。これってなんだ?

会社に問い合わせると俺は身分上「非常勤フルタイム」というそうなのである。「非常勤フルタイム」??なんじゃそりゃ。。「あの人絶倫だけどEDなんだぜ…?」って言われてるみたいで意味不明である。働き方の多様化とはよく聞かれるフレーズだが、全くなんなんだかさっぱりわからない。

で、ある日急に自由に出退社していたのを禁止にして、社員は全て常勤も非常勤も勤務時間は原則9時~18時、2月からそうして。従わない者は原則減給処置。例外なし。との通達が。

詳しくは以下↓

思考は常に働かせろ | バツダの哲学ノート (adolf45d.com)

俺は会社と自分は対等の関係と思いこんでいたが、結局それは誤りだったと気づかされたのですね。結局、主と犬の関係に過ぎなかったわけです。よく考えればわかりそうなもんなのに世間知らずの子どもだったなあ、と恥ずかしさを感じますね。

というのも、俺は意図せずだが同時期に心理の仕事を見つけて、とある会社やNPO法人と業務委託契約を結んだのです「業務委託契約?なんやそれ」ぐらいの感じですよ。我ながらアホだなと恥ずかしいですが。「雇用契約」とは前提から条件からすべて異なるってのを今回骨身にしみて理解できたんですね。俺は今の会社と雇用契約を結んだうえで、働き方を非常勤に切り替えていただけだったのです。でも中途半端な雇用契約で、給料の最低保証をはじめ、社員が当然受けられる社会保障や福利厚生が全くスカスカだったわけだ(だから自由業になったんだろうと勘違いしていた)。でも健康保険や厚生年金は継続できたし、自分で営業しなくたって仕事は勝手に入ってくるし、定期的に有休も貰えていたと。でも一方で煩わしい雑務や残業やら鬱陶しい業務命令がちょくちょく入ってきて、基本的には従わなければければならない。同僚とも定期的に顔あわせてうまくやらなきゃなんない。これも雇用契約を結んで最低限にも満たないとはいえ、社員として守られていたからこそ発生していた義務と、恩恵だったわけなのです。

本当に事業主として働いている人にとっては、今回の記事は「なんやこいつ。ンなことも知らんとイキっとったんかい。クソださ」って感じと思いますが。我ながら堂々と恥を晒してるなあと思っております。

しかし、自分は可能性を感じたんですよね。今の会社は給料はいいが、定年まで60歳?65歳?70歳?んな歳までできるわけないんですよね。体力的にハードが過ぎる。じゃあきついから仕事減らすわ、となると給料は比例して減って行くわけです。でも仕事が減っても朝9時の出社を強いられ、仕事がなくても18時まで事務所にいて電話番したり、一円も貰えないのにそんな真似をしなきゃなんないんすよ。それを仕方がない、と諦めることもできますが、俺はちょっと絶対無理だな、と感じるんですよね。

会社勤めって働き方がそもそも性に合わない。15年ぐらい雇われる身として色々な仕事をしてきましたが、俺は会社という空間が嫌いだし、あれこれ雑用を時間外に命令されるのも嫌いだし、同調圧力で休日出勤を強いられるのも嫌いである。好きでもない同僚と毎日顔を合わすのも心底イヤである。「こんなの60までやれんのか?」ってずっと不思議に思っていました。不思議だけどやるっきゃない。雇われ労働者をドロップアウトする=死、敗北を意味していると信じてこの20年近くは生きてきた。未来には絶望しかないと。そう信じて無理矢理働いてきました。

それ以外の生き方などリスキーすぎてできない、と頭からそう思い込んでいたのですが、今月から週2回だけとはいえ本当にフリーで委託された仕事をやる身となりました。完全在宅ワークです。本業と合わせると週6回働くことになりますが、在宅ワークはほんっと全然疲れない。疲れたら仕事を受けずに休めばよいだけ。気楽すぎる、、発注元とも対等で、あれこれ指図されたりしません。ルールはあるが命令はないのです。この対等な関係が無茶苦茶心地良い。想像以上に心地良いのです。「仕事くださってありがとうございます」と心から言えます。会社に雇われてる間は、こんなこと一瞬でも思ったこともありません(笑)。その代わり社会保障も有休も、一切守ってくれるようなものは貰えないのですが。だからこそ対等なのです。

今は雇用契約が稼ぎの主で、業務委託契約は副業にすぎないが、これはフリーランス完全独立を目指して頑張るという目標が出来ましたね。それ以外はもう考えられないです。食っていけるだけの仕事が安定して確保できれば良いわけで、これは確かに今は難問なんですが、こういうのを考えぬくのが心底好きなのでいつかはイけるような気がしています。なんとなくの道筋も見えているんで、ショートゴールを一つ一つクリアして完全独立を目指していきたい。とりあえず来年度の確定申告のために開業届と青色申告書は税務署に出さなきゃなんないみたいなんで、近々これはやりたいと思います。こういう働き方の可能性を自分に示してくれた公認心理師には本当に感謝。あと二回、来年再来年まで移行期間で受験できますので(条件はそこそこ厳しいが)皆さんも是非。

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