こだわるべき道具 寝具編

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最近、このブログはスポーツやトレーニング、フィットネスの話題が激増したと思いませんか。僕は思います。ここは長らく映画とか漫画とか政治とかオタクな話題が圧倒的多数を占めていたわけだが、オタク趣味というやつはとにかく時間がかかるわけで、無限に時間のある若者にのみ許された特権的娯楽なんでしょうと思います。金もかかるしね。懸垂なんか、5分も続ければ全身ヨレヨレになれて楽しいですよ。金もかかんないし。

映画とか、2時間もただ座ってなきゃいけない。音楽とか、アルバム一枚聴くだけでは何も言えないし。何回も何回も聞かなきゃなんない。漫画に至っては、そもそも面白い作品をリサーチするのがとにかく面倒だ。

映画とか漫画とか、伝説のミュージシャンの名盤とか、まず情報を仕入れて実際に入手するべく探しに行く旅にでなきゃなんない。まーそれでもタワレコでA~Zまで一枚一枚CDをチェックしていたころはまだ幸せでした。出かける理由になったし、いい作品が見つかれば素直に嬉しかったものです。

現代はといえば、主にネットで買い物する時代です。古臭いヒューリスティクスに従うより、家でググってコンピューターが生成するアルゴリズムに身を任せるほうが2000倍ぐらい早くその作品に遭遇できます。便利だけど、オタクはますますオタクになって行き、部屋にこもり、経済的に行き詰まらない限り、滅多に部屋から出てくる必要もなくなりました。体は使われず弱って行き、特定の筋肉だけが凝り固まり、猫背姿勢となり、腰痛に悩まされ、髪は洗わず服も買わず、汚い身なりを気にもせず、人に軽蔑され忌み嫌われる存在となりました。ずーっと家にいるのだからごく当然。横断歩道を小走りしただけで息が切れ、膝が痛み、立ち眩みがするオタクを続ける代償はけっこう大きいのです。肉体が衰えるだけならまだしも、だいたい肉体を病むと精神も病むようになっています。なんでだって?その話はまたいつかしましょうか。

まー僕はその中でもまー普通にオタクで、運動不足だし、部屋に籠って映画観たりゲームしたり同じ漫画を何度も読んだり、誰も聞かないような隠れた名盤を探してはニヤニヤしながら首を振っていた。あとはオナニーするだけ。友達もできないし女にも相手にされない。そんなの当たり前なのに自分のせいだとは思えず人のせいにばかりしてきた。

オタクがオタクでいられるのは、親に経済的に依存しているからです。経済的に独立しているならば、少なくとも仕事するために家から出る必要があるから。家から出れば行く先々で様々なものを見たり感じたり人と触れ合ったりして、少しずつ自分も変化を経験する。その変化が新鮮だったりするのです。まーそんなわけで、オタクは自分の好きそうなものだけを箱庭に侍らせ、幸せ絶頂かもしれないが、実際は様々なものを失い、いろいろな経験をする機会を逃しています。その最たるものは肉体的な劣化です。僕もその例にもれず、ごく普通のオタクとしてごく当然に全身の筋力低下をきたしており、自分の姿勢を固定することさえしんどく、慢性的な腰痛に悩まされていました。高校生の頃にサッカーをしていて、ヘルニアを発症したことがきっかけではありましたが、そのころから僕は運動をまったくしなくなった、いや、できなくなったわけであります。

もともと球技とかみんなでやる系のスポーツが嫌いという傾向はあったものの、まあまあごく普通の田舎の男子らしく、特定のスポーツに限ればむしろ好きだったりしたのですが、まったくできなくなっちゃったんだよな。それこそ信号が点滅して走ったりなんかすると、「あ、いま一年ぶりぐらいに走った」と膝と腰の痛みとともに、その事実に愕然としたりとか。ひどいもんでしたね。

とにかくちょっと動けば腰が痛むし、何もしなくても年に数回はぎっくり腰を起こして、生きる希望をその都度失っていたのですが、これは社会人として働きだしてからが本領発揮でした。とにかくいつもいつも腰が痛い。仕事は滅多に休むわけにもいかず、ぎっくり腰を起こした翌日もボルタレンを飲んで仕事を耐え抜く、いつもいつも慢性的に痛み、顔を洗うために洗面台の前で屈むだけでまた腰が痛くなる…そんな死神の拷問のような日々を約10年耐えました。

このボロボロの肉体に加齢が加わると、絶望は更に増しました。自分の体に対する自信はどんどんなくなっていきます。あの頃にだけは死んでも戻りたくない。。

そんな自分が、腰はまあいつも凝っているけれども、そんないつも痛むというでもなく、ぎっくり腰も年に1回あるかどうか、というぐらいにまで回復してきたのはごく最近のことです。もっというなら一年ぐらい前かな。

いろんな治療を試みましたよ。本当につい最近までね。カイロプラクティック、鍼灸、自分流のストレッチ、整形外科…MRIもこの歳で何回撮ったかわかんないですよ。

俺の半生は腰痛との戦いでもあった。そう断言できる程度には必死でした。だから語ることはまだたくさんありますが、結論をもう言いましょう。解決方法は医学でもマッサージでもリハビリでもなく、寝具だったのです。そうマットレスです。

それまでとても貧乏だったので、僕は寝具に金をかけたりしなかったんですよ。IKEAのバーゲンに出てた廃棄品を5999円ぐらいで買い取って、フレームの壊れたベッドで10年間寝ていたのです。マットレスは安物らしくどんどんへたっていき、早くも寝起きの腰痛の具合が最悪となりました。腰が過剰に沈み込むというか、ありていに言えば柔らかすぎたのです。で、どうしたかといえば、俺はそのマットレスを反対側にひっくり返して、その上にこれまた20年物のセンベイ布団を敷いて寝てたんですよね。

そのベッドを使っていたころ、腰痛の具合は常に最悪でした。慢性的な不眠にも悩まされていました。寝心地も良かったはずがないんだが、布団をそんないくつも買って寝比べたりなんかしたこともないし、特に不満にも思わずそれ使って寝ていたんですよ。生活的な余裕がなかったのも大きい。金も時間もなかったのです。

転機が訪れたのは一昨年の暮れです。家を買って引っ越しをしたのですが、さすがによたよたになったマットレスと、ぶっ壊れたベッドフレームは運ぶのもアレだし捨てちまおう、これで寝るぐらいなら床にセンベイ布団を直で敷いたほうがまだマシだぜ!と迷うこともなく捨てたんすよ。

引っ越し作業中も、急性腰痛の脅威は付きまといました。疲労に伴い、重苦しい痛みは激しく差すような灼ける様な痛みに変わった。引っ越しの翌日には、腰痛で起き上がることさえできず、硬いセンベイ布団の上で悶絶していました。そして、これは「金がどうのこうの言ってる場合じゃない。早急に買おう!マットレスを!それもIKEAの安物じゃなくて、もっと高性能でいいやつを!腰痛向けの高級なやつを!」と俺は固く決意し、適当にググって購入した、4万円もするマットレスで寝るようになりました。

それが上で広告載せてる「エムリリーの優反発マットレス」です。正確にはベッドフレーム買うのをケチって床に直接敷けるタイプを購入しました。厚さは8センチで、簡単に折りたためるやつです。

さて、そのエムリリーのマットレスがうちに来て、それを使って寝るようになったのですが、最初の数日は寝起きの激痛に悩まされました。「寝てる間にぎっくり腰でもやってまったのか?!」と疑うほど痛かったんですけど、起きて数秒で痛みは消えるし、寝起きに痛むということも、せいぜい1週間も続かなかったです。一体何が起こったのかわかりませんけど(おかしくなっていた骨盤が矯正される過程だったのだろうか??)、僕はそれ以来腰痛の苦しみからはほぼ解放されたのです。なんでかは全然わかりません。とにかく睡眠の質が向上しました。慢性的な不眠症なんですけど、前に比べればだいぶマシになりました。日常で痛む頻度も、ゼロではないけどかなり減ってきました。腰痛のせいでいろんなことを諦め、それが当然の日常だったのですが、腰に過剰な配慮をする必要がなくなりました。

結果的に僕はスポーツができるようになり、走ることができるようになり、人並みに体を鍛えることができるようになりました。僕が去年ボルダリングをはじめ、それに熱中していることをここの常連さんは皆知っていると思います。「ボルダリングの話なんかどうでもいいから、戦争映画かNKVDの話でもしていろよ!」と読者の99%が思っていることを僕はよく知っています。

しかし、読者の期待に応えたいという想いよりも、今は腰痛から少しだけ解放された、その喜びのほうが遥かに強いのです。だから、もう少し、僕の腰痛がまた悪くなるその日までは、もう少しスポーツや筋トレの話が増えることを許していただきたい。と言いつつ、こうして椅子に座って文字を書いてもう1時間が経ちましたけど、腰が重たくなってきました。痛いわけじゃないんだけど。体を動かさず、椅子に座って、ベッドでゴロゴロしているだけでは体は確実に不調を訴えてくるわけですね。だから、オタクの皆さんも(ここの読者の9割以上は重症のオタクだと思っています)体が動くのならば、ぜひスポーツをしてください。体を使うことは善きことで、それは確かです。もしも僕と同じく腰痛に悩んでいる人がいたら、どんな医者よりも良いマットレスを買うことが解決に近いことを覚えておいてください。

(僕はその後、ベッドフレームもきちんとしたのを買って、同じメーカーの厚さ11センチのマットレスを再購入しました。8センチのは客人用にとってある。どちらも寝心地最高です。全部で20万円ぐらいかかりましたが。金では買えない価値を頂いたとこのメーカーには本当に感謝しています。)

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