怪我

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先々週にボルダリングのやりすぎで首を痛めておまけに右足首も捻挫したという話をしたと思うんですが、足はまあまあ治ったけど、こないだの土曜に登ったら翌日の夕方ごろからまた首が激痛!しかも今回は前よりもっと痛いし全く首が回らない。患部を軽く押すとまた激痛。なんなんだこれは…?


なぜ怪我をしたのか、また自己洞察してみる。
(ボルダリングをはじめてみようかという方は参考にしてください)

ボルダリングは怪我が多いスポーツです。俺なんて40近いんでなおさら怪我しやすい。若いと筋肉は強くしなやかで、怪我しにくいし怪我してもすぐ治る。

ボルダリングで一番多い怪我は指や肩、またよく聞くのは腰である。指は腱がパキッと音を立てて切れてしまう。パキるとよく表現されるぐらいメジャーな怪我だ。こうなると一、二ヶ月は登れなくなってしまう。

最初の頃は課題も簡単なんで、体にかかる負担も大きくない。無理やり力任せでも登れるし怪我もしないが、俺の場合4級ぐらいになると世界が変わった。4級と5級の差はかなり大きいですね。

俺の場合、春頃ボルダリングを初め、週三、四回練習してたら、夏前には4級が登れるようになった。そこから停滞の時期は長く、夏が終わる頃まではひたすら4級課題をガチ打ちしまくる毎日だ。

4級はどんな優れたアスリートクラスでも、初心者では絶対に登れないといわれる級だ。実際登れちゃう人もいるかもしれないが、まず凡人には無理だろう。数ヶ月マメにジムに通い、真面目に一心不乱に練習した人だけが4級を安定してクリアできる程度に上達し、体も強くなる。

個人的に4級の時点で人間の最初の限界は軽く超えてると思う。それほど4級は難しい。若けりゃまた違うと思うが、40前後のおっさんにはかなりしんどい世界である。

俺も夏頃は体も強くなり、長時間の練習に体がついてくるようになってきた。だいたいジムで練習する時間も仕事後1時間ぐらいだったのが、2時間〜3時間ぐらいに増え、頻度もさらに増え、3日続けて登った日もあった。しかも全部休憩ほぼなしのガチ打ちだ(3日目に腰を痛めたが、2日後には治ったのでこの時には体が強くなったのだと逆に自信を深めてしまった)。グレードの更新だけを目指し、軽い簡単な課題はほとんど登らず、どっかぶりの4級やら難しめの5級やらを踏破しまくった。

4級付近を登れる人はかなり強くうまくなっており、ボルダリングが楽しくて仕方ない時期らしい。もはや初心者とはいえない。中級者を名乗って良い頃合い。

とはいえ、熱心にやってると、はじめて半年で3級を登るのがまた一つの試金石らしく、9月の中旬ごろには、「3級まだ一つも落とせてない自分はちょっと恥ずかしい」と自分で自分にレッテリ貼りをしてしまう。そんで4級は75パーぐらい登れるようになってたので、3級に挑み始める。

幸いとても簡単な3級課題が一つあって、なんとか踏ん張って登れるようになった。半年以内に3級一つ登るという目標が達成され、更にいい気分になり、練習に打ち込みまくったのです。

9月はアクシデントでスラブ課題を練習してたら転落し、ホールドの上に右足首を打ち付けるようにして軽い肉離れをしてしまう。その痛みはまだ取れていないが、テーピングをし、消炎剤を飲んでまでほとんど休まず練習した。

10月に入ると、練習の翌日に突然首が痛くなるという不調が発生。練習を休んで下半身を鍛えていたら治りかかった右足首がまた激痛。

首は4日程度ですぐ治り、どちらかというと右足の怪我が深刻であった。しかし、テーピングを巻いて練習を続けた。もちろん、気をつけて登った。でもついつい熱くなってしまい、また2時間半ぐらいガチ打ちしてしまった。長らく登れなかったとある4級課題が登れてしまった。足は8割がた治った、と感じた。

…と思ったら今度はまた首だ。首に何が起こってるのかは全くわからない。仕事で行けるかわかんないけど整形外科に行くしかないと思う程度には激痛で、常備してるボルタレンを飲んでも効果を感じられないほどだ。

小さな怪我はあげればきりがない。膝や手首の擦過傷はほぼ毎回。左小指の第一関節は彎曲し、変形しているし、いつも軽い痛みがある。アカギレは数ヶ月間ずっと治らない。指の皮は何回も剥けた。

なんでここまでやるんだろうか。
答えはシンプルで、休むと弱くなるからだ。3日も休むと筋肉が弱くなってるのを実感する。全身の筋肉を効率よく追い込むのに、自宅トレーニングではちょっと無理と感じる。自宅でいくら筋トレしてもボルダリングではあまり役に立たない気がする。実際登る。登って登って体に限界を感じさせることで脳が筋肉を強くするよう命令を発する。そして栄養をたっぷりとり、実際に筋肉が強くなり、スキルも磨かれる。だから休めないのだ。せっかくここまで来たのに…と思ってしまうのだ。

いっそ引退したほうがいいんかもしれん。体がはやくも限界だ。2級3級を軽々と登る人も世の中にはまあまあいるんだから。自分もそこまで行きたかった…それにここまで趣味としてのスポーツが生活に定着したことはない。手離すのは惜しい。なんとか続けたい。

なんで首が痛くなるのか納得いかないんだが、運動学をちょっとおさらいすれば見えてくる。クライミングは常にゴールの上を目指して首を伸展させているし、自分の体を持ち上げて壁を登る際の体にかかる負担は想像以上だ。文字通り全身が悲鳴をあげる。体は繋がっており、首もまた然りだ。疲労が蓄積され、ある日限界を超える。

(実際、ボルダリングと「寝違え」の関係性について調べると、すごくたくさん色んなエントリが出てきます。多くの著者はボルダリングと寝違えが密接に関係してると気がついていないか、薄々そうなんじゃないか、ぐらいの認識です。僕はボルダリングと寝違えにはかなり高い相関があると思ってます。まず間違いない。月に2回も首を痛めれば十分すぎるぐらいだよ)

怪我をしない練習頻度と練習時間を考えねばならなくなった。つうかここ最近はそればかり考えていたんだが、それでも怪我をしてしまう。思い切って一ヶ月ぐらい休むのがいいのかもしれない。体をしっかり治してまた頑張るしかないのかも。首の限界閾値は未だによくわからないので、手探りの中また怪我をするかもしれない。でもちょっとやめられそうにないな。それほどボルダリングは楽しいのです。

追記:昨日また我慢できずに登ってしまいました。計画的に2時間までにしようと心に決めていました。休憩やストレッチの時間を3倍ぐらいに増やしました。ガチ打ちはほとんどしませんでした。首にはサポーターを着けました。

これでまた首がおかしくなったら、いよいよ続ける自信はなくなってしまう。今のところ大丈夫だけど、時間を置いて痛くなるんですよね。不安で仕方ないですね。じゃあ登るなよ!と、思うけどそれほど中毒性が高いのです。

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