こだわるべき道具 〜オーバーコート編〜

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なんかいきなり冬が来ましたね…
さぶっ

いや!まだ秋だよ!

その通り!しかし、冬用のコートを調達するなら今からでも遅すぎるぐらいだー。。


コートなんて、ダウンでよくねえか?ということで数年前に結論は出ているのだが…

ダウンコートは軽くてくっそ暖かい。二月の東京でも余裕だ。北海道にも旅行できるだろう。

だが甘い!
もしも一月に不意に同僚をぶん殴って職場を追われ、仕事を辞めたとしたら、その後の就活どうすんの?という話になるとシーン…とせざるを得ない。何着て就活するの??四月まで待つなどあり得ない。

いや?いや?ダウンでもいいんじゃね?
などと俺も思ったことがある。
実際ファーを外してダウンコートを着てったことあるんだけど、アレ脱ぐとすげえかさばるんだよ。小さくまとまんないの。折りたたんでもフワッと膨らんでくるんよ。そんな膨らまれたら腕にかけるのも何処かに置くのも難しく、大変難儀しました。

それにもともと私服用にタイトフィットなサイジングで着てたわけでしょ?スーツのジャケットの上から羽織るとパツパツなのよ!着れたもんじゃない。結局二月なのに面接会場の近くまで車で行って、コート羽織らず面接に向かったのだ。数年前に実際そういうことがあった。

これは要るな…
ビジネス用のコートが。。真冬用の、ジャケットの上から羽織れて、折りたたんだらくにゃっとなってくれて、なおかつ見た目にもエレガントで真面目なコートが…ビジネスコートが…

その時痛感した。でもすっかり忘れて金もまわらないもんだから、今日まで放置してきた。
今季こそビジネスコートを!というわけでまた一人哲学してみました。

コートとは?

コートといっても実にデザインは多種多様だ。
いっぱいありすぎて紹介しきれん。

ビジネスコートとしてよく用いられるのは

ステンカラーコート
チェスターフィールドコート
アルスターコート
トレンチコート

この四つじゃないか?

中でもステンカラーコートはサラリーマンや就活生の定番だ。

つうかこれはあまり温かくなさそうなイメージだ。トレンチコートも同様で、春〜夏にかけて就活する日本の大学生はこれらが良いのだろうが、真冬の防寒着のイメージはかなり薄い。

実際麻生テーラーで店員の兄ちゃんに聞いてみたが、トレンチコートは春着る用で、中にライナーつければ冬も着れるけど、普通は生地も薄々で作るし春秋向けのコートなのだそうである。

トレンチコートは塹壕戦向けの防水コートが起源でありまして、そのロマンには心惹かれるが日本の冬で着るには実用性が低いアイテムと思われた。日本の冬は雨あんまり降らないし。温かさも物足らない。。肩章なんかつけたらコスプレだー。(しかも今では何の意味もない装飾だ)

というわけでトレンチコートはパス。ステンカラーもエレガントさに欠けるのでパス。(就活生や新人営業マンのイメージ強すぎ)

となると、チェスターフィールドコートか、アルスターコートであろう。

チェスターフィールドコートは最近ニットの上からさらっと羽織って、髪はツーブロックで足首出す爽やか兄ちゃんが大量生産されているであろう。ワタクシもその仲間入りをしたいと思ったりもした。しかもビジネスで着ても全然違和感なし!すげえエレガントでカッコいい。若々しさと玄人感が同居しており、これは無難な選択肢と思われる。オンでもオフでも着れるようデザインが調整しやすいのも魅力だ。

アルスターコートは、これはドイツの将軍が着てるコートはまさにこれじゃないか?と思ったが、全然違ってて19世紀の貴族が旅行するときに着た防寒着が起源だそうである。
ダブルで仕立て、丈は長めにするのが基本らしい。すんごい重厚感だ。大物感が出る。若者には着れない感じがする。カジュアルダウンも難しそうである。まさにビジネスコートといった感じがする。

(ピーコートやダッフルコートも英海軍御用達の軍用コートが起源だが、現代ではカジュアルダウンされてビジネス向けではない。)

これはチェスターかアルスターか、どっちにしようか。。

どこで買うのかも問題だ。自分のイメージにあいつつ、そこそこ安く、となると店頭では見つからなそうである。少ない自分の時間をやりくりしてデパートを歩き回るのも疲れるし嫌だ。

そんなわけでコートフェアーをやってるので某都市の麻生テーラーに向かった。オーダーなら一、二時間我慢すれば満足いくコートが作れる。その後二ヶ月ぐらい待つが、早めに準備しておけばオーケーだ。

もうアラフォーやし、大人の重厚感を出しつつ、難しそうだがカジュアルダウンにも挑戦したいと思い、ほぼほぼアルスターコートにするつもりで向かった。(イメージは上の画像の黒人だ。かっこええな〜)

アルスターコートは色はなんとなくグレーのイメージだったので、グレーのヘリンボーンやグレンチェックなどをイメージしていたが、店頭で見るカシミヤの光沢と手触りにすっかりタマタマをフ×ックされ、カシミヤ100パーの無地ネイビーの生地を選んだ(笑)。デザインはアルスターコートで決めた。

最近のトレンドや伝統的デザインを店員と相談しつつ、自分の体型にあったサイジングをして行く。丈は長すぎるとアジア人には実際難しいらしく、長くても膝上程度にとどめるべきとのアドバイスを受け、そのようにした。

反面教師はこれだ。子供がブカブカの大人のパジャマ着てるみたいでクソダサい。こうならないように気をつけねばならない。

ボタンはなんとなく遊びを入れたかったので、ビジネスなら黒が鉄板らしいが濃いブラウンにしてみた。

100パーセントカシミヤのコートを吊るしで買ったら20マンかそれ以上かかるとこだが、フェアーで猛プッシュしてることもあり、凄まじく安い値段で注文できた。ほんとか?というぐらい安い。すげーお得感。しかもキャッシュレスで5パーセント還元。我ながら良い買い物した。100パーセントカシミヤのコートなんて生まれて初めてなんでかなり楽しみである。

そんなわけでオーダーし、二ヶ月ぐらいかかるらしいので待っているのだが、なんかどんどん寒くなってきて、はやくもツイードジャケット着てちょうどいいぐらいになってきたので、コートがこれは要るな、予想よりも早く。奴は来る。一ヶ月早く…その前にモスクワを攻め落とさねばならない…スモンレンスクなんかで苦戦してる場合じゃないの!

というわけで、野暮用で新宿に来たので、用事を済ませてついでに伊勢丹に。

5階のビジネスクロージングのコーナーでは、ラルディーニやサリアトーレが置いてるし、みてみるか…。

ラルディーニといえば、最近やたら流行ってるけど高すぎて手が出ないイタリア伊達男御用達の高級ブランドだ。俺も毎シーズンチェックしてるが買ったことは一度もない。それほど高価だ。

ニーサ閉じて儲けが少し出たんで良いコートを買っても良いだろう、ということで向かった。

アルスターコートをオーダーしたんやから吊るしで買うならチェスターやな。と決めていた。色はキャメルがいいな〜と思っていたらど真ん中なデザインのラルディーニのコートが見つかった。

お、これもう買おう。と思って試着したら、俺のサイズだけ売り切れ。。。他のサイズはちょっと小さかったり大きかったり。おまけに全店で品切れで再入荷の予定もない、と。嘘やろ〜

そんなわけでたっぷり試着しサイズ感を確認してから品番を店員の名刺に書かせて店をあとにする。んでググる。すると出てくる出てくる。

おんなじ商品が。値段は伊勢丹とまったく同じだ。ネット価格になってることを期待したがそうはいかない。それなりのお値段だ。しかし大人の男なら出せない金額ではない。(ちなみにオーダーコートよりずっとずっとお高い)

でも在庫まだたくさんあるっぽいので、バーゲンの時期まで待つのか、もう買っちまうのか悩んでいる。とりあえずオーダーしたコートを使ってから考えるか?

バーゲンまで待てば30〜40パーセントオフで更に5パーセント還元という、賢い買い物ができるのだ。これは魅力…!

しかし、俺はここでふと思ってしまったのだ。
そもそも、ジャケットやシャツはいまやオーダーが常識だが、オーバーコートはオーダーする意味ってそもそもあったのだろうか?

今更というには今更ながらの疑問だ。
僕ももう10着以上オーダージャケット持ってるんだが、オーダーが吊るしのジャケットに唯一大敗を喫するのは、最近気づいたがその資産性だ。

ラルディーニのジャケットだったらメルカリで高く売ることも可能だろう。しかしオーダージャケット欲しがる奴なんかいるわけない。サイズが合わないのが当たり前だもんな。ブランド性もゼロ。誰が欲しがるんだ。売ろうにも売れない。

その点、今回勇み足でコートまでオーダーしちまったんだが、たしかにラルディーニを吊るしで買うのよりはずっと安く、体にフィットした最高級のコートを作ることができたはずだが、資産性はゼロだ。その点、上のラルディーニのコートは飽きたらクリーニング出してネットオークション出せば二、三万にはなるだろ。下手したら五万ぐらいで売れるだろう。最近まで吊るしのデメリットしか目に入ってなかったが、何でもかんでもオーダーしててもじゃーないかも…と今更考えてしまった。

というのも、コートは上からオーバーサイジングに羽織るもので、肩幅さえあってれば大抵問題なく着れるのである。普通に伊勢丹で着れてしまって困惑した。すげーぴったりだったのだ。俺も絵に描いたような普通体型だからな。。

しかもオーダーは二ヶ月ぐらい待たなきゃなんないが、吊るしはすぐにその場で手に入ってしまうのだ。店や時期を選べば安く買うことも可能。今後は吊るしのメリットも考慮に入れて賢く買い物せねばならない…

今後は吊るしで買うのか…
それとも頑なにオーダーか。

モスクワか?キエフか?スモンレンスク陥落後にヒトラーとハインツ・グデーリアンが激論を交わす情景が脳裏に浮かぶ(なんでだよ)

んーモスクワをもう攻めるのか、、、戦争経済重視でウクライナの油田を取りに行くべきなのかーーー!!

史実はちんたらキエフ攻めをはじめてしまい、ドイツ国防軍はモスクワを攻め落とす最初で最後のチャンスを永遠に喪失しました。

今自分も同じ岐路に立たされたわけだが←?
どうするべきなのかは難しいですね…早く決めねばならない!
モスクワかキエフか…ロシアの大動脈なのか!戦争経済なのかーー!!!どっちなんだー?!

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