学習性無力感

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学習性無力感とは、ある個体がすごく努力したにもかかわらず全然結果を出せず報われなかった経験を何度も繰り返すうちに、努力することを放棄し、文字通り諦めて何にもしなくなってしまうことを言う。

セリグマンという心理学者が、犬に電流を流す実験で明らかにした。犬は逃げても逃げても電流を流され続ける環境に置かれるうちに、次第に逃げることをやめ電流を食らうままとなり、抵抗を諦める。


一度なくした習慣を取り戻すのは大変です。
ブログ、なんてめんどくせえんだろうなあ。こんなにめんどくさかったかな。

前は短文をちょろっと書いてすぐ終わりって感じで、鼻くそほじりながら適当に書いてたんだが、直近では最低でも一本書くのに2時間ぐらいかかってしまっていた。んで、何にも何一つ報酬はナシだ。

広告費も下がる一方。客が減ったのもあるし、一時期に比べるとワンクリックごとの報酬もごっそりと下げられてしまった。これはグーグルのコンピューターがそうしたのである。何でか?いや、わからん。全然何故かわからん。とにかく減ったのは確かだ。ちょっと前までワンクリックで100円ぐらい貰えることもあったのに、最近はワンクリック1円とかになってるし。こっちの努力とは全く別に、グーグルの意味不明なさじ加減で簡単に報酬を減らされてしまうわけだ。これは努力で解決できる部分ではない。文字通り抵抗を諦めた。

学校の勉強なんていいもんだ。
こないだまで国試の勉強してたんで、頑張った結果、合格もほぼほぼ手にできた。不合格だったら自分の努力やら実力が足りなかったんだな〜と思える。いいもんだよ。どっかの医学部みたく不正を働いてるとこは例外だけど。

日本の最高の大学の東大も男にばかり下駄履かせて女はよほど成績良くないと合格させないらしい。そんなところも努力に見合うとはいえない。

よくよく考えると、この世には努力に見合わないものが多すぎる。我々が抱える問題は大抵解決策がないし、そもそも回答が用意されていない。もしもこれが受験なら、散々必死こいて解いてみて、「いや〜この問題に回答はないし〜」なんて言われたら不適切問題で全員正解にしてくれるだろうに。世の中の大抵の事象には「いや〜この問題に回答はないし〜」で、「だから全員不正解。ごめんね、テヘッ」なんてこと言われちゃうんだよ。平然と。努力するだけ馬鹿らしい。時間と金の無駄。世の中はそんなものであふれている。

努力が報われない最たるものとして、真っ先に挙げられるのは恋愛だろう。そもそも人間関係という大枠が努力という言葉がそぐわない。人間関係うまく回すのに過剰な努力をしていると、痛々しくて逆効果だし、人心の掌握にわかりやすい方程式や答えなんか無いのは当然だ。

でも恋愛が特別イタいのはだな、社内の人間関係とかそんな程度だったら、合わない人とは距離を置く、とか適当に付き合ってやり過ごす、という手段もあるだろうけど、恋愛はそうはいかない。恋愛は対象を文字通り自分のモノにしたいわけだから、距離を取ったり適当にやりすごしてたって目的を達成できない。

恋愛は、努力しても努力しても、どんなにどんなにその人のことが好きで愛おしくても、相手がそれに応えるとは限らない。というか応えてくれない場合が多い。あまり露骨に一生懸命になってると、「怖い」「気持ち悪い」「ストーカー」「頭が変」などと言われあっさり切り捨てられてしまうのだ。これでは努力したくたってできない。(自分を好いてる人間を「頭が変」と切り捨てるのは理不尽かつ残忍だが、こんなことばかり起こってきたのが人類の歴史なのだ)

然るに、「努力したって仕方がないのだから、俺は自分の好きなことだけして過ごすし〜そんなもんに努力なんて時間と金の無駄だしバカバカしいし〜」というスタンスで行くとするよ?

そうなると確実に100パーセントこうなる。

漫画ルポ「中年童貞」

いや、別になってもいいよ、何か悪いの?と心から思うのなら何も止めはしない。でも大抵、中年童貞の面々は喉から手が出るほど女が欲しいわけで、そんなもんいらないやい!というのは心理学的に防衛機制といって、要するに本当は欲しいのである。誤魔化そうったって無駄だよそんなもん。

恋愛は、生物としての子孫を残したいとの本能と直結しているわけで、タマを切り落とす程度ではこの強烈な欲望は消えて無くなったりはしない。いつまでもいつまでも子孫を残せ子孫を残せそのために女を獲得し性交し、ライバルとなる者をあらゆる手段を動員して排除せよ、とのDNAからの命令が絶えず駆り立てる。男はつらいよ、だ。ほんと辛すぎる。

女はこの子孫を残せとの暴力的な命令が、いかに強力かつ偏執的なのか、その片鱗さえ想像できないであろう。
とにかく強力である。この命令がなかった時代に戻りたいと常々思う程度には。


命令。 漫画「寄生獣」より

「恋愛」に話を戻そう。
「恋愛」ってそもそもおかしいのである。のっけから。よく考えたら奇妙だ。さっき会ったばかりのよく知りもしない女にときめいたり魅力を感じたり、一緒に暮らしたり結婚したいと考えるのである。おかしいだろう。このおかしさに気がつかない人はいないだろう。

好きな人と一緒になりたい、とは誰もが思うことだが、さっき会ったばかりの何だかよくわかんない人に恋愛感情を抱くというのは何なのか。

おかしいが、よく考えたらおかしくない。要するにセックスをして、子供を作れとのDNAからの命令あればこそなのだ。この命令が無ければ、電車の向かいの席でただ本を読んでるだけの人にエロスを感じるなどあり得ないことである。だが、実際にはこういうのはありふれたオスの本能である。お顔が綺麗で、肌が白くて、髪が一定以上に長くて、足が細くて、適度に肉が付いていればもうそれだけで子を残すのに十分というわけだ。

選り好みをし、子を残すためのパートナーを見つけるのに何十年もかかるようでは、ホモサピエンスがこの惑星の覇者となった筈はない。脳はコンマ数秒で恋をし、子を作れるかを瞬時に判断し、大丈夫そうなら求愛せよと命令を発する。これはソビエトの227号命令よりもある意味では強力な命令だ。
もしもこの命令に背いたら、遺伝子レベルではこの惑星で生き長らえることは不可能となり、この宇宙の片隅でバクテリアレベルに分解されて再起を図るしかない訳だ。自分という存在が自我を得て、自ら子を残すためにこの惑星の表面を徘徊できる機会など、むこう何万年も無いかもしれないのである。その好機を棒にふるなど、遺伝子は許してくれないのである。

そんなわけで、オスがメスを求める本能は極めて強烈。「君のことが好きだ!付き合ってくれ!」というチンプなフレーズは、正訳すれば「君のことはよくわかんないけど、俺の子を産んでくれ!産んだら育ててくれ!俺は何もしない!」と言ってるのと同じ。こんなもんに応える女もまた少ない。当たり前の話。

恋愛は努力しても努力しても報われない世界だ。大抵の人間は女に好かれるために死にものぐるいで色々なことをするが、女が男に求める要素=好みは多種多様。経済力であったり筋肉であったり、知的さであったりお顔であったり。というかそれら全部、『総合力』が求められる。

まあ、もちろん、男が動物的本能に駆り立てられて恋愛するのと同様に、女も動物的本能で恋愛しているとの仮説は成り立つ。俺は女じゃないからあくまで仮説だが、女も子孫を残せとの命令が何処かから届いているはずである。

じゃあ、どんな個体と子を残すべきなのかって要素に至るまで、本当は命令書が届いているはずだ。その命令書の内容はひょっとしたらバラエティに富んでいるかもしれない。しかし、一定の型はある筈だ。

左右対称の綺麗な顔、発達した首、顎、適度に自然についた筋肉。あとはこれは軽視されがちだが若さ、である。あと、。資源を持っているか否か、である。

あまりにも好戦的な個体はこちらにも危害を加えてくるだろうから好まれない。でもこちらに敵意が無ければ、すなわちさわやかな笑顔をこちらに向けてきてさえくれれば、女は攻撃的で負けず嫌いで、スポーツを好み仕事に全人生を賭ける、いわゆる男らしい男を好む。

まあ、もちろん、人の好みは色々である。でも上の要素からそこまで大きくかけ離れたりはしない。かけ離れれば自分と、自分が産む予定の子の生存に不利だからだ。

まともな普通の感覚の男ならば、↑の要素を自分が身につけることが、子を成すのに有利だと知っている。だから大抵の男はスポーツを好むし、仕事を頑張るし、腹が出ないよう気をつけて筋トレをする。格好つけて金もないのに飯代酒代全部出す。資源をたくさん持っているとアピールする。その為には無論努力しなければならない。努力努力努力を求められる。しかし、女は気まぐれで、何か気が乗らないから、あっちのほうが良さそうだから、何か食べかたがイヤ、服装が地味、ちょっとクールすぎる、チャラすぎる、奢ってくんなかった、話が何か合わない、パリピはNG、理由?よくわかんないけど違うと思った、などと抜かす。
挙げ句の果てには、一回では決められない。他も見てみないと。よくわかんない。めんどくさくなった。などと言い、既読スルーをかまし、さっき消したばかりのTinderのアカウントを復活させたりするのだ。

努力が報われない、などという言葉では済まされない。あまりにも難関である。女を獲得するのは本当に難しい。男が人生を賭けて臨まねばならぬ一大事業だ。本気を出さずしてこの闘争と競争に勝ち抜くことはできない

これは男が単に純然に広範囲にタネをばら撒く形で子孫を残そうとするのに対し、女は身近で最も優秀な個体を選んで、その個体のみと生殖しようとすることから起こる悲劇だ。女が個体を選り好みしなければ、男は努力せず、種が進化することもまたない。

だが、多くの現代の男はあまりのキリのなさに諦めてしまっている。

この情報社会で女は選り好みが無限にできるようになったからだ。

どんなによさそうな男でも、もっと他にいい男がいるかも、いまはこれと付き合ってるけどよりスペックの高い車が来たらそそくさと乗り換えよう。そうだ!Dineで全部奢りますにチェックを入れてる年収2000万のIT社長と恵比寿で食事をしようなんて、一昔前なら世間に一蹴されるようなくだらん妄想が実現可能となっているのである。ただ適齢期のメスであるというだけで。お顔はスノウで加工し放題なんで無問題。(男は男で年収はだいたい嘘だし顔写真は加工してるんだけどね)女は1円も金がかからない。無限に選り好みができる。若さを失い、かつてほどの魅力がもはや自分になくなっても、求愛してくる男が絶えることはない。

凄まじいまでの競争。無限の闘争である。

大抵の男は学習性無力感だ。そんな努力しても努力しても手に入らないことのほうが多いものより、秋葉原で950円で買えるエロ漫画を勝って自慰に耽るほうが良いのである。まあ、これでは快楽は得られても子孫は残せない。漫然と時を過ごすと35歳の壁をあっさり超えてしまう。35歳を超えた独身男性が結婚できる可能性は僅か3パーセント(という統計もある。本当か嘘かは知らない)。経験則で申し訳ないが、35歳の壁は確実に存在していて、35歳を超えると若い娘はまず相手にしてくれない。

女は女で言いたいことがあるに違いないが、男は厳しい生存競争に常に駆り立てられ、敗北することでこの惑星に居場所を失い、全存在が消滅するリスクを負っている。

頑張っても頑張っても報われないが、それでも頑張る。俺たちはそういう風にできている。頑張る人間ほど鼻持ちならない女たらしにうつるわけである。女の扱いに長けた者ほど、女に心からうんざりしていて、バカにしているからこそ平然と飯をおごるし、いざとなったら冷淡である。

お前のことなんか毛ほども興味ないけど、君が気になるよ、君に夢中だ、と、表情豊かに語ることができる。それは性格が歪んでるからそうなったわけじゃないのである。

回答が何もない世界で自らの道を切りひらき、努力が報われない世界で足掻き、もがいたからこそ、必然としてそうなってしまったのである。

学習性無力感に囚われ、電流を流されても抵抗すらしない犬よりは、人でなしのサイコパスのほうが幾分マシだと母なる大地が答えを指し示した結果なのだ。

とはいえ、たまにはご褒美がないと、ほんと全然力が湧いてこないので密かにウェブ拍手を復活させた。何故消したのかといえば、更新頻度が減って荒らしが湧いたからである。下のウェブ拍手はコメントを送る機能もついている。ブロガーにとってお客のコメントはわかりやすいご褒美だ。更新頻度をあげてほしい客はメッセージを送るよろし。

そう、今日のこの話題はこれが言いたかっただけだ。ずいぶん回りくどいな! それがこのブログの性質で、何年も前からこうなんだよ。そんなわけでよろしくな。

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