日本は助けてくれ~と叫ばない者を救わない

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家を買いまちた。

37歳にして3750万円の借金を背負いまちた。地銀の変動金利0.6パーセントです。フラット35やネット銀行と、どっちがええんか限界ギリギリまで悩みましたが、東京五輪が控えてるとはいえ、この国が大きく成長することはないと考えました。ごめん。金利もしばらくこのままゼロ金利でしょう。(…と信じたいという話)

様々な面倒な手続き、審査をくぐり抜け、ようやく融資にこぎつけました。でも借金に変わりはない。見ようによっては人生詰みました。

お金が欲しい!一円でもお金がっ!ということで《すまい給付金》という制度に目をつけました。民主党と自民党の愚党コラボで上がった消費税ですが、この愚民政策によって住宅を買った人は困るわけです。うん千万の買い物。例え3パーセントでもかなりの額だ。4千万の家なら120万円也ですよ。ヒデー話だ。まあ、これら貧乏くじを引いた人々に対して、少しだけ国が助成してくれるのです。本当に僅かな金です。

でも、おう!貰える金なら貰っとこうやねえか。という訳なのでどうやったら貰えるもんなんか調べました。するとびっくり。なんの情報もない。売主も不動産屋も地銀担当者も、「すまい給付金に関しては、申請は任意なんでお時間あるときに手続きお願いちまつ〜」というスタンス。なんも手伝ってくれん。150万も仲介手数料を払ってるもんだから不動産屋はこき使ってるんだが、不動産屋さえノータッチ。自分でやってね、のスタンスです。仕方ねえなあ!自分でやってやろうやないか、と思い更に調べたがやっぱり何が何だかサッパリなんです。どんな書類を揃えてどこに出すのやら。

つうか、そういうガイダンスをするダイヤルや公式サイトもあるんだが、読んでも聞いてもちんぷんかんぷんです。これほど頭が悪いのを恥だと思ったことはありません。

何だかわけわかんない契約書やら瑕疵担保うんちゃら証やら、平成30年度なのに29年度の収入を参照するよくわかんない課税証明書やら、マイナンバー載ってない住民票やらのコピーやら原本やら、住宅ローンの金消契約のお客様控えではなくて銀行が持ってる本物の契約書やらが必要だったりすんのよ。わけわかんねえ。何ちゅうことじゃ。わざとわかりにくくしてるとしか思えんのんよ。しかも申請書。これが公式サイトからのダウンロードでプリントアウトすればいいんですけど、引っ越したばかりでネットないしな。つうかプリンター持ってないし。しかも何ですか。相談窓口あるけど土日は休み。平日は16時半で閉まるときた。役所も銀行もいちいち平日営業。こんなもんのために有休なんか取りたくないしな。

手続きを死ぬほど面倒にして、諦めてくれるのを期待してるとしか思えまへん。日本の国の行政サービスは万事この有様です。手続きが煩雑で面倒でとにかく時間と手間がかかる。

障害者年金とか生活保護とかあてにしてるこの国の最貧困層は、このような煩雑な手続きを前にすると逃げ出してしまう人も多いんです。逃げ出すというのはちょっと違うな。何もしないで放置するんです。何もしなくてもデメリットは別にないですから。何もしなくてもいい、というのは強烈な誘惑です。人間は生来面倒くさがりなものですから。特に生活保護になりそうな人なんてだいたい超がつくほどいい加減で雑で知能が低くて面倒くさがりさんが多数を占めてますんでこの辺の行政手続きがクソ苦手。自力ではまずゴールに到達できません。その手の仕事を専門とするソーシャルワーカー、ケースワーカーに助けてもらってようやく保護費受給、年金受給に辿り着く。でも、そういう助けてくれる人に巡り会えなかった人は、暗中で何をどうすれば良いかもわからず苦界でもがき続けるのです。

この国は、助けてくれ〜と叫ばない者を見捨てる。助けてくれ〜と叫べば辛抱強く手助けをしてくれます。コールセンターのヒト、舌噛みそうな恐ろしく長い書類名を8種類も、何回聞き直されても辛抱強く教えてくれました。つうか、同じ内容が公式サイトにあったし。「公式サイトに載ってますんで(笑)」で終わらせない仕事の姿勢は流石である。素晴らしいことではあるが、システムはひたすら冷淡で、頭の悪い者、雑で面倒くさがりな者を容赦なく排除します。冷たいんだかあたたかいんだか、訳わかんないディストピアです。このヘンな国の二面性を理解しないとイライラするばかりです。気をつけよう。