夏来たる

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観測史上最も早い梅雨明けだそうです。。凄いですね、、、とことん雨降らなかったな、、

雨嫌いなワタクシでさえ、「もっと降ってもいいんじゃ…?」と思うぐらいだったので今年は空梅雨という言葉さえおこがましいほど雨量の少ない6月でした、、

それはそうと、長らく俺はこの世で最も大事なのはだと思っていました。お金ーお金よお金ーと主張して憚らなかったのだが、金より大事なのは健康だという当然の事実をようやく認識いたした次第です。37にもなってようやくです。ひどい話です。

去年は体好調だったんだが、今年はまあひどい。年々喘息がひどくなっておりまして、3月終わり頃から熱が出たり咳が止まらなかったり、治りきぬまま今度は腰痛に悩まされ、咳をするたびにズキズキ痛むという有様。それが5月初め頃で、それ以降一、二週おきに喉が痛くなったりいきなり発熱したり痰が絡んだりまたまた咳が止まらなかったり腰がまた痛んだりと、なになに?日直当番か何かなの?ローテーションでも組んでるのかしら?と体に尋ねたくなるほど調子悪いんだが、原因は全て疲れです。「疲労」です。

疲れ取れないっすねえ、、仕事が忙しいのはいつものことというか、しょうがないんだと思うんだが、今年は残業やら休日出勤やら接待やら研修やら名刺配りやら真っ当なジャパニーズビジネスマンらしく普通に働いておりますんで普通に疲れます。で、家に帰ってちゃんと休めればそりゃいいんだろうが、諸処の事情で俺は大変に忙しい。家では家事とか色々あってやっぱり休めない。大至急色々やり終えて9時には寝ておる。そして5時に起きて洗濯機回して干して朝飯作ってとま〜忙しい。夕飯はコンビニ弁当が関の山。

で、疲れって気を抜いた瞬間にどどーっと土砂崩れのように押し寄せてくるんすよ。週末に体調崩す。こないだなんて日曜に朝起きたら死ぬほど怠くて胃がもたれてるから熱測ってみたら38度ぐらいあるしな。俺はそんなしんどくても熱出すことはあまり多くなかったんだが、今年はとにかく熱が出やがる。で、胃がもたれてるし明日から仕事だし本気で治さねえといかん、、と思うと何も食う気になれず結局次の日の晩飯まで約48時間絶食。水は飲んだしキャラメルは一個食ったけど人間食わなくても案外いけるんだな、と改めて思いましたね。48時間も飯抜くとか経験なかったんだが辛くもなんともなかったし。で、ちゃんと体も治ったしな。風邪ひいたときは胃腸に負担をかけないために食べないほうがいいんだとか、本当だったようです。で、体重は57キロに。。。免疫力を高めようと必死で食ってるが体重増えん、、体脂肪率は16パーぐらいになったんでもうちょっとしぼればシックスパックだ(笑)。

まあ、それが2週ぐらい前の話で、今週は水曜ぐらいから喉が痛くて、でも大声出す仕事だから普通にしてたら日に日に喉痛くなるし週末には声ガラガラで喉は激痛。今もかなり咽頭痛だがまだ熱がないだけマシ。結論を申し上げればしっかり休まないとダメ、、、お金稼ぎたくても体がやられると稼げないし、そうやってドロップアウトすると生活保護か路上生活の二択というわけなのでこの国の資本主義体制はまことに残酷です。誰も助けてくれんしな。つうか具合悪くて休んでると必ず文句をつけてくるやつがいるんで休めないわけだ。そうやって無理してると「疲労」がどんどん堆積してくるわけだ。全部わかってるんだが如何ともしがたし、である。困ったもんである。

おかげさまでブログもほぼ更新なしできましたが、5月の売り上げはいつもと変わらず。6月は別ブログがまたバズってくれて過去二位ぐらいの売り上げです。更新しないでもホジホジしてるだけで定期的にお小遣い貰えるんだし俺なんてまだ恵まれてるほうだよな。と言いつつ調子こいてるとすぐお客さんが減るんで気を引き締めて行きたい。

小説は毎朝の通勤時間で書いてます。日本で最も混むと言われる路線は東横線ですが、その電車の中で小説を書いております。ノれば電車内で1000字ぐらい書ける日もありますが、私生活の忙しさは確実に創作にも影響しておる。悪い影響。大変に遅れています。今回はまたマニアックに三人称完全客観視点で書いてるし、ストーリーも超マニアックなんで純文に送るつもりで書いています。短い作品になる予定なんだが、書き始めてもう2ヶ月以上経つのにだいたい4万字を超えたぐらいだろうか。。。2ヶ月もあれば13万ぐらい書いて「第一稿終わり!よしゃ今から校正やで〜」というペースで去年まで来てましたけど、ほんと遅いですね、、年内に終わるのかも自信がないです。来年3月にまたすばるか新潮新人賞に送ろうと思ってるんでまだ時間はあるが、、、

三人称完全客観視点なんていわれてもなんのことやねん、という感じだと思うんだが、ヘミングウェイの「殺し屋」とかダシール・ハメットの推理小説みたいな文構成。30年代のアメリカでたまにみられる形態で、今ではちょっと珍しいですね。最近ではコーマック・マッカーシーがこんなニッチな書き方でピューリツァー賞を取ったですね。主人公や登場人物の心情描写を完全にカットする手法です。視点はカメラそのもので、淡々と映ったものだけを描写する感じです。心は一切描かない。すごくドライでぶっきらぼうな感じがしてクールです。日本文学では完全客観視点は殆ど見られず完全に商業路線からは外れてますね。丸山健二の短編にたまに見られるけどあんま見ないですね。俺も偶然見つけたきりで。他にあるなら教えて欲しいです。

コーマック・マッカーシーは昔から好きでばりばり自分の小説にも影響してるんだが、長らくなぜこの作家がここまでドライで荒涼とした雰囲気を文章だけで描写できるのか、にもかかわらずばんばん映画化されるのかわかってなかったんですよ。すげえ恥ずかしい告白になるんですが、、、で、最近本棚に置いてる彼の作品を目を皿のようにして読んでいて、偶然気がついたわけですね、、、「あ、キャラの心情描写とか、心の中の声とか、一切書いてないんだな、、、」と。これって映画じゃないですか?映画そのものですよ。映画は心の声とかあんまり描写しないですよね。ハネケの「ピアニスト」で最後にナイフで自分の肩を刺した主人公いましたけど、彼女の心の声は直接は描かれていません。でも見ればわかったよな、、、顔とか仕草とか、前後の流れとかで、、、、つまり、心の声など書かなくても人の心は表現できるということだ。無論小説でもそれができる。そんな当たり前のことに最近気づいた次第です。で、今書いてる小説は完全客観視点で書いてみているところです。またしても極悪非道な少年兵のお話で、吐き気催すピカレスクロマンになる予定。

それはそうと、去年から書いてた長編をやっと印刷してこないだ公募に送りました。色々葛藤はあったが、今読み返してもなかなかよくかけてるんじゃねえ?と思うんでいいとこまで行って欲しいですね。。これも暴力的過ぎる内容なんで倫理的にアウトな気もしてますけど。

そんなわけでいま、マッカーシーの「チャイルドオブゴッド」を読んでるんだが、これもまたとんでもないですね、、、よくこんな病んだ小説が書けるもんだ。これは氏が41歳の時に書いた作品だが、邦訳されたのはつい最近ですね、、こういう小説を俺も書きてえ、、、と改めて思わされましたね。天涯孤独で心身に障害を負った醜い男が、ディープサウスで郡に土地を奪われホームレスとなって山に篭り山に来た人々を襲って犯して殺すという話ですね。この醜い男の暴力性をたっぷり描き、「きっとあなたによく似た神の子だ」と断言されちゃうのだから「イイスネー」とニヤッとしてしまう。結局、毎回暴力と犯罪に満ちた荒野を放浪する話ばかり書いているマッカーシー氏は本気で尊敬しますね、、俺も次は日本のど貧困の風景を小説にしよう、、、そういうネタには事欠かないから。戦争とか天変地異なんか起きずとも十分我々の住まう理想社会は醜く残酷なのだ。

ピカーっと真夏が来てくれれば例年体調が良くなる。夏は大好きだ。冬も好きです。春とか秋が喘息出たりして体調悪くなるし服装が難しいんで嫌いになってきた。というわけで梅雨明け万歳。

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