こだわるべき道具 軍用時計編②

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こだわるべき道具、というシリーズですけど要はワタクシの私物を自慢するコーナーなんすけどね。こんな話をリアルの職場とかでしたら一瞬で干されて変人扱いを受けるのは確実です!というわけで、くだらないけどこういう場所が俺には必要なんすよ。。。みんなもやろう!

というわけで、昨年の暮れ、実に2ヶ月半に渡って給料を貰えなかったワタクシですが、無職期間は1ヶ月弱だったんすけど、収入なしの状態は繰り返しますが2ヶ月半に及びました。んで、国民健康保険払えだ、国民年金払えだのと国はさらに俺を追い込んでくる。なんなんだほんと、と思いながらも全部無視してワタクシはパネライの腕時計を二つ買いました。俺の中では就活頑張ってやっと決まったんでそのご褒美だったんすけど、完全にこれは間違いでした。というか間違いだとわかっていたのに欲望に負けたのです。で、その後2ヶ月はたっぷり困窮しました。いやはや、金がなきゃ誰も俺なんかと遊んでくれん。。。寂しい年末年始でしたよ。


といった中で半ばヤケクソでもうこうするしかないじゃん、と思いながらも前回の「こだわるべき道具」シリーズを突っ込んだんですが、これがなかなか良い反響でして、、、「ほんとは貧乏じゃねえだろww」「素敵な時計ですね♩」などと言ってくれる人もおられ、これは俄然もう一つのパネライも自慢せねばならないと感じました。というわけで今回です。

PANERAI ラジオミール PAM00424

か、、、カッコいい〜〜〜

これがほんとは欲しかったんですよ〜〜〜

というわけで解説しますと、この時計ケースが47ミリもあるんすね。でかいなんてもんじゃありまへん。。。馬鹿でかいです、、、そして何と無骨なデザイン。。。特徴的なローマ数字とアラビア数字とバーインデックスのミックスされた文字盤ですが、これは「カリフォルニアダイアル」と呼ばれます。或いは「ユニークダイアル」とも呼ばれますね。。最初に作ったのは例によってロレックス社です。

第二次大戦前夜、パネライ社がイタリア海軍の特殊潜水部隊のために国から受注を受け、そのデザインと中の機械の供与をロレックス社に依頼したのです。424番はほぼその時のままのデザイン。で、イタリア軍がそれをこのまま使ったかといえばもちろんそうではなく、これはプロトタイプの試作品でした。この試作品をベースにパネライ社は文字盤を数字の型にくりぬいて、その下に夜光物質の「ラジオミール」をたっぷり塗った文字盤を重ね、深海でも完璧な視認性を獲得するための実用ダイバーズウォッチを作りまして、これがここでも何度も紹介しているアレクサンドリア港攻撃でも使用されたとされるイタリア海軍独自の軍用時計「ラジオミール」の誕生となったわけです。すげえやろ。いわばパネライとロレックスの間で生まれたサラブレッドやで。当時は中の機械もロレックス生産のものだったんで、ロレックスファンにもこの時計は人気がある。というわけで資産性も高く、中古市場でも高く取引されています。いざとなったら高く売れる。←ブワーッと早口で

で、この腕時計ですが、よく見ると色々特徴的なんすよ。めちゃくちゃシンプルなんだけどさ。とりあえず特徴あげると、このデザインですよね。何のためにこんな風にアラビア数字とローマ数字をミックスしたのでしょうか??これは深海においても上下を間違えないためではないか、コスト削減のためではないか、と色々噂されていますが不明です。。。だいたいどうやって腕に巻いて上下を間違えるんだと思うし、アラビア数字の方が形が複雑なのでローマ数字をミックスしてコスト削減としたという話もあるのですが、ちょっと意味がわからんすね。。。全部ローマ数字でも別にいいと思うんだけど、、、でもこのデザインが唯一無二でとにかくかっこいいので文句はありません。。

もう一つの特徴は二針であるということでしょう。秒針がない。。。。秒針がないと不安じゃねえか、、、?これは日本人独自の感覚らしくて、スイス時計には秒針がない時計もたくさんあります。でも秒針がないと動いてるか不安だし、よーいどん、とかで時間も測れないよ、、、脈も取れないよ、、、?ということで、おれとしてはやはり秒針がないメリットを見つけるのが難しかったのだが、どうやら二針時計は三針時計よりもシンプルな構造となるため故障しにくく、しかもデカいのでかなり衝撃には強いのではないかという話を聞き、ようやく脳が納得しました。

そもそも、イタリア海軍のフロッグメンは秒針がなくて不便じゃなかったのでしょうか? ダイバーズウォッチといえば潜水時間を誤計測しないためにだいたい逆回転防止ベゼルをつけているぐらいだが、424番にはそれすらない。
どうやら当時の人間魚雷による特殊作戦は、1分1秒を争うようなものではなく、どちらかといえば長い時間を隠密に潜行することが求められていたようです。秒を測る機械など必要なかった。それよりも、より壊れにくく、より明るく光る、より大きくて見やすい時計が求められていたようです。その究極形態がPANERAIの軍用ウォッチという話のようです。

そして、PANERAIの腕時計は実戦で使われたモデルほど、だいたい47ミリサイズで、手巻きで、秒針がないんですよ。手巻きである理由は、任務開始前に隊長の号令のもとチームみんなでその場で竜頭を巻いて、皆同じ時間作戦に従事できるようにしたからのようです。その時の写真も残っています。

おお、かっこええな、、、当時のイタリアフロッグメンの潜水武装はロイヤルネイビーよりも遥かに進んでいたそうで、正しくイタリア魂の結実ともいえるものでした。その象徴が軍用時計ラジオミールなんすよ。。。。

というところで、いやはやロマンです。。。。ロマンがありますね。。。。使ってみると1日70回ぐらい巻かないとすぐ止まるしデカすぎるしやっぱり秒針がないのは不便なので仕事には使えないし、デザインも無骨なので女の前でカッコつけることもできまへん、、、しかし、どういうわけかこないだ紹介したのよりも気に入っているのだ。。。かっこいい時計ですね、、、なんてかっこいいのだろう。。。

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