怖い絵展行った

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上野の森美術館で開催中の怖い絵展に行って来た。なんだそれはと言われたらあれだが、怖い絵を見て下世話な好奇心を満たしつつ、絵を嗜む自分に酔うこともできるというお手軽な催しだ。難しいことを考える必要はない。「うわ〜こわ…」などと言っていれば良いのだから知能指数は3もあれば十分楽しめる。というわけで軽い気持ちで行って来た。



ひっ……

なんだこれはーーー!?というわけであるが、ワタクシも暇なので事前にどんな感じなのかを調べてから行った。これぐらい混雑することは想定内だ。土日に行くとディズニーより混むという不穏な噂を既にキャッチしていたのでこの日は6時起きだ。とはいえ、↑の画像は平日である。老人や主婦風の女性ばかり。この国の平日は男は戦闘服(スーツ)に身を包み、働くか少なくとも働いてるフリでもしなければならない訳だ。男尊女卑って本当か? 男もすげえ辛いぞ! 自殺者の7割は男だぞ?! リベラル様はその辺をどう説明するんだおらー

つうわけで、↑の画像は既に館内を見学した後、悠々と「今から帰るか(ほじほじ)」とやってるときに撮った写真だ。インターネットを信じる奴なんて馬鹿だしぃ〜

内容としては中世から近世までの怖い絵画を紹介しつつ、歴史の薀蓄を講釈してくれるという素晴らしい内容。こういうのがシンプルでいいのである。というわけでかなり楽しかったのだが、館内は撮影禁止で写真は一枚もないので適当にググって印象に残った絵を紹介して行きたい。


レディ・ジェーン・グレイの処刑

なんだかよくわからないが9日間だけ英国女王になったけどすぐ死刑にされちゃった少女の絵だそうだ。全然知らないのでポカーンと見ていたが、処刑場面というアレな構図なのに何とも色彩豊かで色々詰め込まれた絵だ。真ん中の神父は「祈りなさい…」とか何とか言って慰めているそうである。アインザッツグルッペや、ベトナム戦争でソンミ村を破壊した米軍にもこういう従軍司祭がついて似たような仕事をした。殺す前にお祈りさえさせなかったのは共産主義者だけだ! 共産主義者は最悪。

…というわけですが、目隠しされた少女の浮ついた手は断頭台の場所を手探りで探しているからだし、敷かれた藁は吹き出す血を吸うためらしい。左の惚けた感じの女二人は少女の侍女で、主人が処刑されるのを眼前にしつつも為す術がないし、それどころか失神しかかっている。ダメダコリャ。右の処刑人は斧を持っているけど、この時代の処刑は失敗も多かったそうなんで腰にはボウイーナイフみたいな鋭い刃物が用意されている。おぞましい絵なのにそこはかとなくエロちっくである。美少女の処刑が娯楽に過ぎないというのは、日本のアニヲタ見てれば明らかである。公開処刑ほど下世話な好奇心を満たしつつ、「自分って幸せだな〜〜」と思い出させてくれるイベントはないのである。


そして妖精たちは服を持って逃げた

産業革命の頃に書かれた絵だそうだ。自然科学が発達して行く過程の中でも妖精を信じてる人がけっこういたそうである。この絵は左下に妖精がいて、服を持ち逃げしようとしているのがわかる。ちっとも怖くないのがポイントだ。むしろ美しい絵だ。と言いつつ背景の森が大変禍々しいのが良い。


オデュッセウスとセイレーン

オデュッセウスをそもそも読んだことがないが、昔の人々はその冒険譚に夢中だったようである。その挿絵みたいな位置付けなんだろうか? 海の中では下半身が魚の女性が船に登ってくるわけだが、その際に人間の足にへんげする。となると、もはや普通のいい女である。美しい女はただそのままでも化け物、みたいな、そんなような思想が見え隠れしている笑。まあ、男から言わせたら美女というのは本当に魔性の存在である。恐ろしいし金はかかるし蠱惑的だし悩まされるし、人生を崩壊させられかねない危険な存在だからだ。


飽食のセイレーン

ちなみにこの化け物はベッキーではない。とはいえ、口から血を流す美女の構図は、これまた「女は怖いしわけわかんないしムカつく」という中世の男権主義思想が見え隠れしていて面白いですね笑。この作者の絵はもう一枚ありましたがそっちのほうがもっとストレートな女性不信が表現されていました笑。モテたかったんかな笑。


不幸な家族

これは19世紀のフランスの労働者階級の不幸を描いた絵だ。なんと練炭自殺中である。こんな簡単に逝けるんかな? 貧困はいつの時代も最も差し迫った恐怖である。金がないと生きられんけのー。


夢魔

人はわけのわかんない事象をすぐに神や悪魔のせいにしてきたわけである。神や悪魔の仕業だと思うほうが、全然わからないよりは幾分不安が和らぐらかだ。人は「わからないもの」を最も恐れる。特にキリスト教徒にその傾向が強い。彼らの冷徹なまでの合理性や探究心はそこから生まれるわけだが、カルトにハマりやすい民族性も見えてくる。エロい夢を見たら「夢魔」という化け物がやっているのだと信じられていたらしい。そしてそれをネタにちょっとエッチな絵を描く人もどんどん増え、迷信は確たるものとなり広まって行くのだ。まあ、それはいいが、不気味な絵である。女は苦しんでいるようにも見えるし悦んでるようにも見える。性欲、特に女が淫靡な夢を見ることが許されない時代だったのかもしれない。ひどい話である。女もヤりたいんだよ。別にいいじゃねえかと思う。ちなみに極東の島国にも異常な処女崇拝主義のオタクがたくさんいる。迷惑な話だのー。


切り裂きジャックの寝室

なんだかとても不気味な絵である。この絵の中に生命らしきものは何も描かれていない気がするが……この絵の作者のシッカートは切り裂きジャック真犯人説があるとのこと。自分の部屋を描いたのかな?←適当なコメント


ソドムの天使

これが一番気に入った!中二な絵である。ソドムという性的倫理の崩壊したダメな街を天使が焼き払っているのだそうだ。デカいし透けてるしなぜか二人いるし、キャラクター性の強い絵だ。エヴァンゲリオンの製作陣などが真似しそうである。なんだかおれはこの絵を見て東京大空襲や米空軍を連想してしまった。現代で神に近い仕事ができるのは合衆国だけである。恐ろしい話だなー。色々ダメなことしてると爆弾落ちてくるからなー。

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というわけでありますが…いつものオタク的探究心はゼロでサクッと味わってきましたけどね。本当に怖い絵ってほとんどなかったですね、、、「ソドムの天使」が一番気に入りましたね。聖書の中では悪魔の数百倍は人々を虐殺しているとの噂の全知全能の神様ではありますが、なんだかほんとにどこぞの合衆国にそっくりだよなー。まあ、共産主義者やナチスが世界を支配するよりはマシだったと思うんだけどね〜〜。燃え盛る街が北朝鮮に見えてくる日も近いかもしれません。

世界を五回ぐらい破壊できる国と同盟関係なのはいいことだと思います。敵に回すよりいいでしょう。敵に回したらこのソドムとゴモラのようになってしまうし、なったこともあるわけだしな。いやー恐ろしい。。世界秩序は口だけのインテリ畜生が作ったわけではなく、核爆弾と銃口の為せる業なのである。好きか嫌いかは別としてそれは事実でしょ。永世中立国を宣言した国はナチスに一週間で占領されました。平和は祈ってたら破壊されます。平和を守りたいなら戦わなければ。ヘミングウェイ(←左翼)もそう言ってますよ。