騎士団長殺し買ったよ

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我ながらミーハーだな、と思わないでもないが『騎士団長殺し』を買った。

とりあえず上巻だけ買った。実は今日本屋に行った際にこの本を手に取って、TSUTAYAだったんでTポイントカードを取り出そうと財布を見たら、クレジットカードが一枚紛失していたのに気づき、びっくり仰天してそのまま走って家に帰った(笑)。

いつからないのか思い出せないが、思い当る節はある。今週は二度も外で酒を飲んだので、飲んだくれてまた道端で寝ていた隙に盗られたのか、またぞろどこかで落としたのか。便所で放尿している時に一緒に飲んでいた相手に財布を弄られたのか・・・今となっては知る由もない。財布の中からクレカ一枚だけ落とすなんてこと本当にあるのだろうか? まあ、もうよくわからないので考えても仕方がないのだが。すぐにカード会社に使用中止にしてもらい、警察へ遺失物届を出しに行った。

んで、昼にラーメンを食って(「麵を半分にしてくれ」と頼んだらまたガテン系の兄ちゃんに奇妙な目で見られた)、ちょうどいいあんばいやの~~(この倍の麵を食ってライスまでつける奴ってどういう胃袋しているんだろねえ)、帰るか、と思った時に、ああそういえば、と『騎士団長殺し』を思い出してTSUTAYAへ行って今度こそ買った。

何でも原稿2000枚にも及ぶ超大作だということだが、最近は記憶力も集中力も落ちていて、大作には辟易させられてばかりだが、小説を書くようになって初めて出版されるハルキたんの新作ということで、いつもより何かを得られるかもしれないと、期待もある。

なんのかんので文学界のアイドル(ちょっとザー×ンくさいが・・)、、、といっていいんじゃないかと思うわけですよ。これだけスマホが普及して、まとめサイトや異世界ラノベが幅を利かせる、サクッと消費できるコンテンツのみが商業ラインに大量に乗せられるこの時代において、正統派の文学2000枚を上下巻で刊行し、それを夜中にカウントダウンしてまで待ち望むファンがたくさんいて、なんのかんのでおれのような天邪鬼にまで本を買わせる、、、、、すごいことだ。そのマーケティング自体は作家本人から離れたところで行われているに違いないが、すべて例外といっていいんじゃないかと思うほどハルキたんは別格だ。

おれも大学生の頃から読んでいるし、その当時はそこまで名を聞かなかったけど『1Q84』の頃ぐらいからすごくメディアにもてはやされる様になった気がする。ノーベル文学賞候補にしばしば名が挙がるようになったからかもしれない。おれはその当時、今思えばなんで?と思うような、職場にたまたまいた心底どうでもよい女の気を惹こうと、下心丸出しで『1Q84』をある意味泣きながら読んだ。あまりにつまらなくて悶絶したものだ。おれはまだ独身で若かったし、性欲もすごかったんだろうな(あんまり覚えてないけど)、、、、、あれから7年経ち、おれは来月その職場を去る。

まあ、そんな巨匠になった感のハルキたんだが、昔から都会的で現代風の読みやすい小説を書く人であった。今作も例によって読みやすい。だいたいなぜか主人公がいつも同年代だったり家庭環境が似ていたりするんだが、今回は36歳で結婚に煮詰まっているという設定で、今回もほとんど同じだ。おれも来月36になるし、結婚にはこれ以上ないぐらい煮詰まっている。共感しながら読むのか、いつものように気取ったアンニュイ感にちょっとイラっとしながら読むのか、「つまんね~~」と盛大に投げ出し後編さえ買わずに終わるのか。どうなるんだか今のところ分からない。相変わらず読みやすくて綺麗な文体だけど、2000枚は長すぎる。どうなることやら。

積んでばかりで読んでない本がまだたくさんある中で、また読まねばならない本が増えてしまった形だが、どうせならスマホ依存症を治療するつもりでじっくり読み進めたいと思う。明日明後日は仕事だがサボって読むとしよう。

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