映画と音楽 私的セレクション!!

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前々回のエントリで、映画やテレビアニメのエンドクレジットで流れる曲をいくつか紹介したが、なんだか色々とネタも思い浮かんで面白くなってきたので調子に乗って第二弾としたい。

ハマるきっかけとはわからないものだ。いつもこうして一人遊びばかりしている人生だった。


音楽の使い方にセンスを感じるのはやはりデヴィッド・リンチだ。前回紹介した「インランドエンパイア」のエンドロールで流れる曲は、ニーナ・シモンというジャズシンガーの「SINNERMAN」という曲だそうである。ヘンテコな曲だがすっごいスルメ系である。リンチの作るアヴァンギャルドな映像ともマッチしている。相変わらずこういうのを選び出すセンスはすごい。エンドロール自体がPVのようである。芸術的だ。ぜひ見て聞いて体感して欲しい。進歩的な音像だが、なんと本人は既に鬼籍。曲も60年代発表。ジャズにハマりそうだ。村上春樹の新作でも読みながら掘り漁ろうか。

元の曲はこれ↓

リンチの映画にはたくさん名曲が埋まっている。
「マルホランドドライブ」も名曲がたくさん。意味わからないシーンで流れるスペイン語歌詞の歌。やっぱり全然意味はわからないが、悲しいのだというのはわかる。

キュートなシンガーがキュートに歌うキュートな曲「I’ve Told Every Little Star 」。リンチにかかればこんな歌でも不穏な情景に。個人的にこの曲聞くとマツコのでかいツラが頭に浮かぶ。

「ロストハイウェイ」のオープニングとエンドクレジットを彩るのはデヴィッド・ボウイの「I’m Deranged.」幽玄で摩訶不思議な映画の世界観を効果的に演出している。

デヴィッド・ボウイといえば「The Heart’s Filthy Lesson」だ。デヴィッド・フィンチャーの「セブン」のエンドロールで流れる。(デヴィッドだらけやな)

タランティーノの映画音楽は趣味が出すぎな感があるが良い曲もある。一番のお気に入りは「パルプフィクション」のこれだろう。ボスの嫁のユマ・サーマンんちの便所でジョン・トラボルタが鏡に向かって「我慢しろ!我慢しろ!」と自分に言い聞かせる場面でかかる曲だ。おれも最近これに近い気分を味わったので気持ちはよくわかる。なんとか我慢したがほろ苦い後悔もまたある。

女性ボーカルの美しい曲といえば、名前も忘れたしょうもないホラー映画のエンドロールでかかった曲だ。「ブロンドレッドヘッド」の「ELEPHANT WOMAN」。エレファントマンを意識したかのような?タイトル。イタリアのユニットだがボーカルはキュートな日本女性だ。ライブ動画が見つかったので貼っておく(自分用)。

ホラー映画で使われる曲は侮れないものだ。MUSEの「New born」も不穏で儚げな名曲だ。静と動の躍動が秀逸。フランスのアレクサンドル・アジャ監督の「ハイテンション」で使われた。

昔流行ったホラーの人気シリーズ「ソウ」も音楽のセンスはなかなか良かった。我が国のX JAPANがなぜかエンドロールで使われた。シリーズの4作目だったか。曲名も「 I V」だ。タイアップだったのだろうか? ニューアルバムの発売を20年ぐらい待っている。もう20年ぐらいは多分待つだろう。


ずいぶん正統派メタル要素が削がれて今風にアメリカナイズされたなあ、という印象だった。昔のほうが好きだ。でもメロディはやはり美しい。

やはり戦争映画ミュージックも語るべきだろうか? おれの視点はマニアとちょっと違うと思うが、中国の「鬼が来た!」で流れる軍艦マーチはテンポが早くてかっこいい。支那のガキもノリノリで踊り狂っているから間違いない。冒頭三分間。後半の村の焼き討ちのシーンでも印象的に使用される。

先日熱く語った「戦場のピアニスト」も名曲の宝庫だ。ドイツ将校の真ん前でピアノを弾くユダヤ人。ショパンのバラードだ。この映画はここだけみても仕方ない。全部みてこそこのシーンに涙できるはずだ。全部みて欲しい。

「シンドラーのリスト」は冒頭から情熱的なタンゴがかかる。「Por una Cabeza」だ。これはミュンヘンに旅行に行った最初の夜にストリートライブでみたので勝手に動画に撮った。アップテンポになるとかっこいい曲だ。なぜか奏者は皆女子大生風のセクシーな女の子だった。

「シンドラーのリスト」の冒頭では当時自殺ソングとして有名になった「Gloomy Sunday」がかかる。この曲は不気味な都市伝説がついてまわるけど、当時は歌謡曲に近い流行歌だった。ビョークやポーティスヘッドが現代風にカヴァーしている。ビョークのはつまんないけど、ポーティスヘッドのカヴァーは名曲と呼んでいい仕上がり。素敵である。。

ポーティスヘッドといえばこれ↓ 昔、白血病で死んだ友人が好きな曲だった。

映画としてはいかにも大人な不倫ラブロマンス「暗い日曜日」というドイツ・ハンガリー映画がある。

クラシックで印象に残っているのはダーレン・アロノフスキーがナタリー・ポートマンを虐待しまくった映画「ブラックスワン」の「白鳥の湖」。爆音で聞くとなかなか奮い立つ。

「セッション」と同じく、「ブラックスワン」も似たようなプロミュージシャンの苦闘と修業を描いた映画だったのかな?

一貫してアメリカ政府の対テロ戦争を批判して、そんな曲ばかり作るパンクなのかメタルなのか、なんだかよくわからないインダストリアル系ユニットの「MINISTRY」は映画「ハートアタッカー」という「ハートロッカー」のバッタもんみたいなタイトルの映画に曲を提供。ノリノリな曲だが、曲名からして怒りに満ちていて素晴らしい。「Lies, Lies, Lies」

おまけ。
そういえば、似たようなEBMユニットの「スキニーパピー」だが、アメリカ政府がグアンタナモ収容所で囚人に対する拷問にこのバンドの曲を無断で使用したらしく、バンド側は著作権料666000ドルを請求。ちゃんと支払われたかは定かでない。どの曲が使われたかもよく知らないが、おれの知る限りこのバンドの曲は耳が痛くなるようなノイズインダストリアルで、こんなもんを大音量で何時間も聞かされたらすぐに鼓膜が死んじまいそうに思う。

デヴィッド・リンチは映画撮るのやめて音楽活動に精を出していた時期があった。4,5年前かな?これはその時の曲。「Pinky’s Dream」。PVがなんとなくリンチっぽい。なかなか良い曲。

こっちは更にリンチっぽい。ヤク中のパーティーっぽい。おれも叫びてえよお!!

癒しにも拷問にも使われる奥深い音楽の世界。映画を楽しむためにはもはや必須ではないでしょうか? 他にも良い曲を知っている人は教えてください。

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