残酷戦場写真館43

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恐ろしく美しく撮れた一枚だ。
1917年、第一次大戦の戦場を写した写真である。撮影したのは従軍時、弱冠16歳にすぎなかったドイツ軍兵士ヴァルター・クラインフェイルトである。

砲撃によって廃墟となった教会?だろうか。絵の中心には死んだ兵士と磔のメシアがいる。なぜキリスト像は砲撃によって破壊されなかったのだろうか? ヴァルターの息子、フォルクマーさんは「この写真は戦争そのものに対する警告なのだ」と述べる。


クラインフェルト少年のカメラは戦場の様々な場面を芸術的に切り取る。上の写真は負傷した兵士の治療を衛生兵が諦めてしまった時の絶望の表情を捉えている。もはやできることは痛みを取り除くことだけ。

下の写真は突撃のあとの戦場の風景だ。手書きのキャプションにもまさに「突撃後」と書いてある。
塹壕と地雷と機関銃と迫撃砲がどんどん進化してゆく中、人間は兵器の進歩について行けず「万歳突撃」を延々続けていた。まだ戦車も主兵器と呼ぶに頼りない時代、世界最強をうたわれたドイツ陸軍もできることは猟兵を用いた浸透強襲戦術が関の山であった。

参考

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2576335/How-Germany-crucified-Hidden-100-years-astonishing-images-German-soldiers-haunted-spectre-defeat-paying-ultimate-price-captured-camera-one-brothers-arms.html#ixzz4HwfXbJkK

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