残酷戦場写真館42

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firing squad

写真は1939年9月3日に、ポーランド北部の街ビドゴシチ(=ブロンベルク:独)にて行われた銃殺刑。

少数派のドイツ系民族の自警団がポーランド市民を銃殺する直前の写真。

処刑される直前の市民の表情が色とりどりだ。

憮然とした表情を崩さぬ者、歯を食いしばっているのかシニカルに笑っているのか判断がつかぬ者、一番手前の泣き顔の男。

どうやら、ポーランド人のスナイパーにドイツ軍兵士が狙撃されたことにたいする報復のようである。120人の市民が銃殺刑にされたそうだ。一人撃っただけで無関係の市民が100人以上も銃殺されるなら、自分だったら抵抗を諦めてドイツ人の靴でも平気で舐めるだろうな。

ドイツ軍・警察はこの日、武器の捜索を名目に家々に押し入り、略奪、強姦、即決処刑を行い1200人以上を殺害。ポーランド各地ではドイツ系住民に対する迫害が行われていて、一説では5000人以上が殺された。このドイツ軍・警察の過剰な反応もそれに由来すると思われる。

もっとも、ポーランドではドイツ国防軍やナチス親衛隊による「AB行動」と呼ばれるポーランド知識階層の抹殺が戦争前より計画されており、それがのちにホロコーストにもつながってゆく。

先んじて行われたのは、蜂起したドイツ系住民の自警団による大量銃殺やポグロム、国防軍による過酷すぎる軍政であり、その残酷さは歴史にはっきり刻まれている。なかったことにはできない。

参考

世界戦争犯罪辞典
http://rarehistoricalphotos.com/facing-death-six-polish-civilians-1939/

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