アルコールとおれ

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毎日仕事が終わって帰ると、酒を飲まないではいられなかった。毎晩毎晩飲んでいた。休肝日ゼロだ。

酒を飲むと楽しい気持ちになって、嫌なことを全部忘れられた。

関節の節々から痛みが消え、くだらないことでゲラゲラ笑って、テンション高くTwitterをやったりしていた。

そんなおれだが、毎晩の睡眠時間は基本的に3時間前後であった。

トイレに行きたくなって夜中の2時とか3時に目が覚めるのだ。

眠っても全然疲れが取れないし、毎日職場でグロッキーであった。昼休みは車の中で仮眠しないと一日もたないのだ。そのために職場にずっと車を置いて、チャリで通勤している。(運動不足も嫌いなので)

と言っても、この話のポイントは、おれは酒も弱いし大して飲んでいなかったということだ。

缶ビール500が一本ぐらいである。そんな程度で問題が起きるだろうか?

まあ、実際どうかと言えば、おれはいつも不眠に悩んでいたので、これでも十分悪いらしい。

しかし、おれはビールが体に大層悪いという情報をキャッチしたので、ワインやウィスキーにシフトした。

これが良くなかった。ついついお代わりしてしまうのだ。

酒の量は自然と増えてしまい、それに伴って食欲も異常に増進し、体重が増えてきた。

不眠もますます悪化し、基本的に一晩1~3時間ぐらいしか眠れないという酷い状況になっていった。

この話をすると人は言う。

「酒飲めばよく眠れるでしょ?」

これは寝つきが悪い人がとりあえず眠るために、酒を飲むととりあえず眠れるので、信じられている迷信だ。

実際は、酒は睡眠の質を悪化させ、レム睡眠を増加させ、その結果脳と体の疲れは取れない。

アルコールを分解した時に生じるホルムアルデヒドという猛毒が、睡眠を著しく浅くしてしまうらしいのだ。

多くの人はこのことを知らず、眠れないなら酒飲めばいいべや、と簡単に寝酒をする。

おれは精神科で勤めていたこともあるし、アルコール依存に陥る機序については人よりも知識を持っている。

寝酒は最悪の習慣で、アルコール依存という扉の前でノックしているようなものだ。寝酒は良くない。

というわけだが、寝酒をしなければいいんじゃねえか?と簡単に考え、毎晩晩酌していたが、歳を経るごとに肝臓の解毒作用も衰えて来たのか、酒を浄化するのに随分時間がかかるようになってしまったらしい。

しかも、おれは毎晩22時半には眠くて眠くて仕方がないので寝てしまう。んで、2時ぐらいに起きるというのを繰り返していたのだ。どうやら酒が悪さをしているらしい、、、、と気づくのに随分時間がかかった。

というのも、一時そう考えて酒を抜いてみたりもしたのだが、おれの不眠はあまり変わらなかったからだ。なんだ、酒関係ないんじゃねえ?と考え、安心して飲んでいたのだが、ついに一週間の睡眠時間が8時間を切る事態に至り、おれは深く考え込んだ。

これは、あれだ。おれは鬱病に違いない。うつ病の早期覚醒という症状だ。寝つきはいいけどすぐ起きる。思えば父も祖父も同じ症状に悩まされていた。家系に違いない。おれもうつ病なのだ、、、、と考えた。かなり長らくこの観念に囚われていた。自分は鬱病に違いない、と。

おれは精神科に行って睡眠薬を貰うことを考えた。というか、既に個人輸入したデパスをたまに飲んでいたので、もう睡眠薬にあまり抵抗がなかった。しかし、おれは医療従事者で、睡眠薬というものがどんどんきかなくなって量が増えてゆくことを知っていたので、睡眠薬を飲んでも問題の解決にならないこともわかっていた。それに精神科にかかると保険の審査も通りにくくなる。

で、悩んだおれはとりあえず今すぐにできることとして、毎晩毎晩飲んでいた酒をやめてみた。それも一日二日ではなく、一週間二週間やめてみた。するとびっくり、よく眠れるのだ。酒を飲まない間はよく眠れる。で、たまに飲むとやっぱりその日の夜は眠れなくて疲れが翌日にごっそりと残ってしまう。

酒は悩める魂の救済だ

これは長らくおれの座右の銘だったのだが、これは誤りであった。

酒は病める精神の入り口だ、とでも言い換えよう。酒はあかんぜよ。。おれは酒はもうやめた。人との付き合い程度は楽しみたいと思うが、独りで特に良いことがあったでもないのにお酒飲んでちゃだめだな、、、と感じている。最近毎晩6時間ぐらい眠れているので、心身ともに絶好調である。更新頻度も多いやろ?!

もう酒飲むと眠れないし、おれは軽く禁酒するで、、、

ところで、職場は仕事柄、高ストレス環境に長らくとどめ置かれるので、アルコール依存の職員が多く、毎晩500缶を4本とか飲んで酔いつぶれて、明け方おしっこに目が覚めて、そのまま仕事に来る、とか、夜勤前に必死で酒飲むの我慢してるとか、おれより遥かに「あっち側の人たち」がたくさんいて話を聞いてると楽しい。で、やっぱりみんな明け方目が覚める、夜中目が覚める、疲れが取れない、と仰る。それでも飲んでしまうのだから酒はおとろしい。結局中毒になっているのだろう、、、職場の連中ぐらいまで堕ちてしまうと禁酒も難しい、、やめれるうちにやめましょう。。たまにならいいと思うんだよ、、でもアルコール依存の重症者は、一滴も飲まないこと、完全なる断酒が治療の基本だ。自分の意志で難しいなら医者にかかるべきである。アルコール依存は精神科で治療してくれる。

アルコール至上主義者のおれが放つ、まさかの酒はあかんで、、、という話である。眠れない貴方、、とりあえず酒をやめてみましょう。よく眠れると疲れも取れてクソ元気になるよ!←やめたてのクセになんでこんな偉そうなんだ

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