SYSTEM OF A DOWN-Hypnotize

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世紀末、そして911の混沌の世界の幕開け、それをアリーナで見つめながら活躍してきたシステムオブアダウン。
おれが初めてこのバンドと出会ったのは、例によって初めて手に入れたインターネットというおもちゃで、最初に熱心に見ていたのメタルのCDレビューサイトで、文句なしの満点ぶっこまれていた1stアルバム。これを聴いた時である。

なんだよこれすげえ、、、わけわかんねえけどすげえ。。
オールドスクールなパンク・ハードコアの突進力に、オルタナティブロックの構成力に、技巧派メタルの哀愁、歌謡曲並みの美麗な歌メロと、アルメニア民謡の奇妙な変拍子がミックスし、トルコ政府のアルメニア人虐殺を告発する硬派な政治的メッセージ、怨念、怒り、悲しみ、苦悩・・・それでいてリック・ルービンプロデュースというわけのわからなさ、、、、

言葉で何を連ねても虚しい、、全く伝わらないのがもどかしい、、、、おれとしては早くも22世紀に持っていきたいバンドだこれ、などと感極まって大学在学中の4年間一度としてミニコンポのCDチェンジャーから引っ張り出されることなく涙を流しながら毎日聞き続けていたバンドなのだが、ほとんど崇拝していたと言ってもいいぐらい、要は好きだったのである(笑)。

そんなシステムオブアダウンだが、おれとしてはこんな感じで特別なバンドだったのだが、いつだったか来日した際にライブを観たのだが、すげえつまんなかったのを覚えている。なんかチャリティーライブのようなほんわかした雰囲気にダウンテンポに抑えられた曲調、上がらないボーカルの高音域、(サビとか歌わねえし)完全に足りない音圧、、、、やっぱライブは広いところで野外とかでやっちゃだめよ。フジロックとかクソだよマジで。楽しくヤってんじゃねえよ!あんなんじゃおれはイケないの!遅漏なんだよおれは!薄暗い地下ライブハウスでヤれよ!

というわけで(笑)長らく放置していたのだが、いつの間にか解散してしまったという(笑)。まあそれもけっこう昔の話なのだが、ラストアルバムは結局この「ヒュプノタイズ」である。システムオブアダウンはスリップノットと共に、モダンへヴィネス界隈では神のようなバンドで、比較されることが多かった。「SOADかSLIPKNOTか」とはよく言ったものだった。しかし、ライブは上記のごとくスリップノットの完全勝利。100対0。太平洋戦争(笑)。

しかしちょっと待ってほしい。ライブだけなら××××かもしれない。
しかし、CDの完成度と言えばどうなんだろうか?
となるとこれはやっぱりシステムオブアダウンの勝ちなんだわ。。。何が勝ってるって??いや、哀愁だよ(真顔)。

曲がいい。とにかくいい。美麗だし。ドシンドシンと重いし。アルメニア系というマイノリティーとしてアメリカの格差社会を生きる苦悩。かといって行くところもなし。。名誉も金もジャンジャカ懐に入っているはずなのに、常にマイノリティーや弱者、被差別階層へ想いを寄せる悲しげな歌詞に曲調。そういうアチチュードはおれもすげえ影響を受けているんだぜ(真顔)。

というわけで、その弱者の味方アチチュードの最高潮に達した名曲が「SOLDIER SIDE」。アルバムのラストを飾るこの曲は、イラク戦争に駆り出され、二度と祖国に帰ることがなかった若者を偲んだ曲である。別に行きたくて行ったわけでもねえのに。帰ったらベイビーキラーだのと卵を投げやがる!

あいつらにそういう資格があるのか?

誰ひとり戦争が何かも知らないで、俺をせめる資格があんのか?!

これの号泣率はほぼ100パー!今もこれ聴きながらこの記事を書いているが、おれの頬には涙が伝い、喉の奥がひっくひっくと熱い。これ聴いて泣けない奴は、おれが家まで行ってバンカーバスターを食らわしてやる!さっさと聴け!(真顔)

詞読めよ!詞!

Dead men lying on the bottom of the grave
Wondering when savior comes, is he gonna be saved
Maybe you’re a sinner into your alternate life
Maybe you’re a joker, maybe you deserve to die

They were crying when their sons left
God is wearing black
He’s gone so far to find no hope
He’s never coming back

They were crying when their sons left
All young men must go
He’s come so far to find the truth
He’s never going home

Young men standing on the top of their own graves
Wondering when Jesus comes, are they gonna be saved
Cruelty to the winner, bishop tells the king his lies
Maybe you’re a mourner, maybe you deserve to die

They were crying when their sons left
God is wearing black
He’s gone so far to find no hope
He’s never coming back

They were crying when their sons left
All young men must go
He’s come so far to find no truth
He’s never going home

Welcome to the soldier side
Where there is no one here but me
People all grow up to die
There is no one here but me

Welcome to the soldier side
There is no one here but me
People on the soldier side
There is no one here but me

↓和訳

墓場の底に横たわる死者たち
救い主はいつ現れるのか いや
救いなどあるのだろうか
前世 お前は罪人だったかもしれない
あるいは道化かもしれない
死んで当然なのかもしれない

息子たちの出発を見送りながら 人々は泣いた
神は黒衣をまとい 沈黙し
彼方の地で彼らは希望のかけらもなく
二度と帰らぬ身となった
息子たちの出発を見送りながら 人々は泣いた
すべての若者たちが狩り出され
異国の地で真実を知った
もう家には戻れない と

若者たちはおのれの墓の上に立ち尽くす
キリストはいつ現れるのか
本当に現れるのだろうか
生還者は無慈悲に扱われ
主教は王をたぶらかす
あるいはお前も罪を懺悔し
その罪は死に値するのかもしれない

息子たちの出発を見送りながら 人々は泣いた
神は黒衣をまとい 沈黙し
彼方の地で彼らは希望のかけらもなく
二度と帰らぬ身となった
息子たちの出発を見送りながら 人々は泣いた
すべての若者たちが狩り出され
異国の地で真実を知った
もう家には戻れない

兵士の岸辺へようこそ
といっても ここには俺がいるだけ
人は皆 死ぬために大人になる
だがここに俺は一人きり
兵士の岸辺へようこそ
でも みんなはどこにいるんだ
兵士の岸辺へ打ち上げられた魂たちよ
みんなどこへ行ったんだ

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