こだわるべき道具 腕時計・ジーパン編

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おれがなんでドイツ軍趣味を始めたかって軍服が好きだからである。アレはかっこよすぎる。戦後七十年も経つのにまだ東洋人さえ魅了する恐るべき官能。ナチが何かオカルトじみた魔力を持つとしたら、それは間違いなく軍服から立ち昇る香気である。


で、今日はナチの軍服の話をするのかというと、そんなもん今更するか。

何が言いたいかっていうと、おれはもともと洋服やらアクセサリーにやたらこだわる人間である、ということだ。

というか、道具やモノにやたらと愛着を持つのは男の習性だ。何かを集める習性があるのもこれだ。何かを集める個体が集めない個体よりも、より有利に子孫を残したからこそこういった習性が子孫に受け継がれてきたのである。つまり、恥じることではない。今日はおれがこだわりを持つ、かっこよく、なおかつ便利なクールグッズを紹介したい。なお、このコーナーは単なるワタクシの自慢コーナーなので興味がない人は帰るのがよろしいと思う。

※ワタクシはアンティーク趣味があるので全体的に流れるテーマは19世紀〜20世紀前半である。

①腕時計
腕時計は漢の基本アイテムである。相棒だ。女にはこれが何故かがわからないようだが、なんでわからないのかが疑問である。これは男にしかわからないものなのだろう。

時間を見るという行為は全ての基本だ。社会人は時間厳守が常識。プライベートでだって時間を常に把握し、厳守するのがデキる漢の嗜みである。また、腕時計は公の場で唯一男が身につけることを許可されるアクセサリーである。ここにこだわるのは男としてトーゼンである。

一時期機械式時計にハマり、持ち前の偏執狂的な性格のために調べに調べ、ミューレグラスヒュッテというドイツの機械式時計を購入。あとはおととしのボーナス全部はたいてロレックスを買った。

ミューレグラスヒュッテなんて聞きなれないと思うが、それも当然だ。第二次大戦中はⅥ号戦車の計器を作っていたというドイツの時計ブランドだ。東ドイツでは国営企業に吸収されブランドの看板を下ろしたが、東西ドイツ統合後に創始者の子孫がブランドを再開させた。ワタクシが所有しているのは文字盤のハッキリとしたシンプルなパイロットウォッチ。認知症の高齢者にさえはっきり視認できるほどくっきりとわかりやすい文字盤。シンプルなデイト機能。チクタクと気持ち良い音。文字盤の裏側はスケルトン仕様で美しいムーブメントが気持ちを穏やかにする。ワタクシの仕事の相棒であり、常にポケットの中に入っている。(おれの仕事は仕事中に腕時計をつけてはいけない) その無駄のない造形美は、醜いものばかりの仕事中の唯一の癒しだ。

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週末用にはスイス製のロレックスを所有している。労働者階級の時計。しかしこれは身につける貯金箱であり、購入価格と売却価格がほとんど変わらないとされる唯一のブランドだ。ワタクシは中古で購入したが、本当にヤバくなった時に売却するつもりである。また、自分の子供が大きくなった時に渡そうなどと夢想したりもした。ワタクシが買ったのはミルガウスという耐磁時計だ。上のミューレが磁気帯びで使えなくなったことがあったので、現代では耐磁機能は実用的な機能なのだと再確認。どこもかしこも磁気まみれやもんな。

ロレックスは買ってはじめて良さがわかった。狂いがほとんどない正確な機械式時計で、労働者階級のために作られたと言われただけあり、仕事中につけることを想定された超頑丈なステンレス製の殻に、繊細なスイス製ムーブメントを搭載。今のところ全くトラブルがない安定感抜群の腕時計で、つけているだけで勝手にゼンマイが巻き上げられてほぼ止まらない。唯一の欠点は重いことだ。まあ、どっしりとしていて高級感があると言えばそれも間違いではない。人民解放軍にこの国が占領された際には賄賂として使用し、自分の身を守りたいと思う。ロレックスは世界中で知らぬ者はないぐらいのネームバリューがあり常に需要があるので中古価格が下がることがない。将来失業したりしてヤバくなったら売る所存である。おそらく3か月は口に糊するだけの金が手に入るだろう。

②ジーパン
ワタクシはこう見えてもオシャレさんなので、ジーパンには昔からかなりこだわりがある。ジーパンは労働者階級の戦闘服だ。もともと作業着だし。二、三年ぐらい連続で履き続けるのはごく当然の世界。でも、ドレッシーにジャケットとあわせても嫌味じゃない。つくづくジーパンは使えるドーグである。おれもいろいろ試したが、その中でもオススメのジーパンを紹介したい。

リーバイスは、老舗だが、スキニーデニムの510番と606番以外は基本的にストレートで太めなデザインが多い。501番など今の価値観で行けば特別パッとしない太いジーンズである。

ストレッチ入りの柔らかくて伸縮性のあるジーンズが登場したので、今、ジーンズはかなり熱い。ユニクロで十分かっこいいジーンズが安く手に入る。ワタクシのオススメはエヌハリウットヌーディージーンズだ。細く、膝から足にかけて幅が更に狭くなって行くデザインが多くあり、足が長く見える上、ストレッチ素材なので動きやすい。スポーティーに履きまくれる。自転車でも邪魔にならない。

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写真の人はおれじゃないぞ(笑) エヌハリウッド

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シルエットの美しさは随一。ヌーディージーンズ

しかしストレッチ入りは色落ちが鈍く、相当長く履かないといい色落ちをしてくれない。ジーンズの醍醐味は経年による色落ちやムラ感である。

その点、綿100の場合、比較的早く色落ちするのでなるべく長く洗濯しないで履きまくることで、洗濯した際にくっきりとメリハリ良く色落ちする。これをコーディネートするのはとても楽しい。お気に入りのジーンズを育てる感覚である。綿100のノンウォッシュデニムの場合、圧倒的にオススメなのがアーペーセーだ。フランスのブランドだが、日本にも店舗がたくさんあり、生デニムは定番アイテムで年中手に入るのも嬉しい。最近は値上がり&メイドインチャイナ、ベトナムが顕著なのが残念だが、質はかなり良い。生地自体は日本の岡山県産らしく、生デニムにしては本当に味のある美しい藍色だ。この色の感じはアーペーセーに独特のもの。値段はまあまあだが、丈夫で長く履けるのでオススメする。最初はクソ硬く、キツキツに感じるぐらいのサイズを買うと良い。すぐに伸びてむしろぶかぶかになってくる。洗濯すると縮むのでまたちょうど良くなる。結局自分の足にあったジーンズが出来上がる。色落ちも楽しんで欲しい。

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APC。生デニムが定番アイテム。太いのから細いのまで色々。美しい藍色だ。

腕時計とジーパンだけで相当長くなってしまった。続きはまた今度気が向いた時にでも。

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