孤独のグルメ

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荷物整理中だしとにかく物を買いたくないのだが、そんな中我慢できずに買ってしまったのがこれだ。


原作は大ファンなのだが、テレビドラマ版もほぼ全部観て楽しませてもらっている。ドラマ版と漫画版は基本的に主人公の井の頭五郎のキャラクターが違うし、少しばかりテンションも違うが、両方ともそれぞれに味わいがあって好きである。

名作の呼び声が高いコミックスの一巻は、もう言うまでもない名台詞の百貨店だが、この二巻はなぜか評判が悪いのだが、ワタシは普通に好きである。まあ、一巻とどちらが上か?などとむやみに勝負する必要がどこにあるのか謎であるが、巷ではこれは一巻には及ばない凡作ということになっているようだ。

しかしこの二巻はやはり読んでいて楽しかった。漫画離れが進んだワタシでも一気に読めたし、全編に漂うノスタルジーと言いましょうか、、物悲しい空気は健在で、井之頭五郎がなんかぼやくたびにクスクスとほんのり笑える。

ドラマ版との違いは、むやみに五郎が大食いではないところだろう。また、五郎がすべての飯屋を気にいるわけではなく、「あるんだよな、こんな余計なことする店」とかぼやいたりもする。またタバコもよく吸う。ドラマ版は子供や老人に好かれるキャラ造形だが、漫画版はほんとの特に魅力的でもないオッさんである。友達もほぼ出てこない。独り言の多さからして極度のぼっちさんであろう。もう言われなくてもわかる感じだ。一人ぼっちの寂しいおっさんである。そのオッさんが孤独に飯を食う。心の中でボヤきながら。時に静かに感動しながらねえ。これは、とてつもなく自由で豊かな行為である。この世で自由ほど尊いものはない。この漫画を読んでいると主人公五郎と共ににわかに自由になれる。しがらみだらけのしょうもない人生を忘れて。その自由の風は今作でも吹き荒れていて、読んでいて癒されます。

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