極道大戦争

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ちょう~変な映画である。「フロムダスクティルドウン」のようでもあり、「発狂する唇」のようでもある。ストーリーはハチャメチャ意味不明不条理ギャグアクションという感じだが、日本人はこの手の変態映画を時々作るが、その中でもかなり観やすい部類に入ると思われる、馬鹿馬鹿しいがアクションや絵作りはプロの仕事。監督は信頼の三池崇。よくこんな不条理な映画を全国展開したものだ。


三池監督は園子音に少し作風が似ている気もするが、ワタシははっきり園子音は嫌いだが三池崇は好きである。監督の極道映画と言えば「新・仁義の墓場」などが思い出される。とにかく怖いオジサンがどんぶりいっぱい登場する映画で、ただでさえイカれたおじさんが覚せい剤漬けになって滅茶苦茶になっちゃうという麻薬ダメ!ゼッタイ!という国家公安委員会推奨作品(嘘)である。この映画の演出は本当にしびれる。ヤクザがもうめちゃめちゃ怖いのである。草食男子が蔓延するとされる現代日本に足りない何かをケ×に注入してくれる馬鹿映画である。まあ馬鹿映画と言ってもクスリとも笑えない不条理映画だが、「極道大戦争」はこれとは異なりかなりギャグ入っているのだが、なんとなく比較してしまった。

これは最初普通のヤクザ映画のようなあんばいなんだが、いきなりヴァンパイアパニック映画に化けるところが「フロムダスク~」に似ていると思う。わざとか偶然かは知らないが、、、で、「ヤクザヴァンパイア」と「やくざハンター」がバトルするんだが、バトルの模様は完全にカンフー映画。不意に本気度100のカンフーをぶちかましてくれた「発狂する唇」を連想した。不条理ギャグもけっこう高クオリティで、特にKAERU君が登場するとKAERU君がなんかするたび腹抱えて大爆笑してしまう。これはかなりツボだった。反則だろうこれは(笑)。これは是非見てほしいと思う。特にKAERU君がママチャリに乗って登場するところやダンプに轢かれるところ、着ぐるみ着たままヤクザをボカスカぶん殴り蹴りまくるところ、是非観てほしい(笑)。日本映画史上最もブルータルな蛙ということで歴史に刻まれたのではないか?と思うほどであった。あとはむやみに凄腕のインド人や、こわもてで胃にどしんと響くドスのきいたヤクザたちの「声」の演技。ここは流石である。

話は不条理だが普通に楽しめる。さすが三池崇。手堅い仕事である。

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