SENTENCED-THE FUNERAL ALBUM

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おススメの音楽というかおれの懐メロ特集になってしまっているのだが、これはフィンランド界隈ではそこそこ知られたメタルバンドで、日本でもCDが発売されるたびに日本盤も同時に発売されたし、けっこう知られた存在だったと思う。

初期はメロディアスなデスメタルをやっていた。デスメタルとはいえそのメロディは哀愁に満ち、胸いっぱいのクサメロを聴かせてくれたものだった。しかしその後路線を変更しデスメタル要素を排除してちょっとへヴィなハードロックのような音になったが、そのクサメロはずっと健在で高クオリティかつ常に期待を裏切らない安定したサウンドを聴かせてくれていた。実に信頼のおけるバンドだった。

彼らのこのようなクサいハードロック路線の北欧メタルは、当時「フィンランドゴシック」などと呼称され、数々のフォロワーバンドを産み、「EVANESCENSE」の出現によりアメリカにて本格的にブームとなった。あれこれ語っているがもうずいぶん昔の話で、今の若い人が知っている必要は微塵もない無駄知識である。今現在フィンランドゴシックというジャンルは死語かもしれん。。しかし今でもフィンランドで盛んな音楽ジャンルである。フィンランドのメタルバンドは日本とメロディの琴線が近いようで、とてもとっつきやすいキャッチーなバンドが多いように思う。

そんなある意味ブームを作り上げた大御所たるこのセンテンストであるが、いきなりアルバムをポンと出して解散した。それがこれである。名前からして「葬式アルバム」。不穏な気配であるが、メロディは相も変わらず哀愁汁が滴り落ちるほどの安定感抜群のクサメロで、カーステレオでながしていると涙で前が見えなくなるにもかかわらず異常にアクセルに全体重をかけて爆走したくなるような、不思議な高揚感を覚えるCDである。

で、おれはこれが発売された当時、何をしていたのだろうか?不思議なことに何一つ思い出せない。発売日をみると2005年の夏ごろなので、ああそうか、おれはこの頃外食産業で働くサラリーマンで、それどころかその夏に確か仕事を辞めたのであった。で、何をしていたかと言えば基本的に無職で、役所の調査系の外回り営業のようなバイトを冷やかしつつ、ゲームセンターに行ったり家でネットしたり寝たりテレビ見たりとクズのような青春を浪費していたのであった。ほんの短いサラリーマン生活ではあったが、ちゃっかり彼女のような存在を作っていたのだが、その女は店の店長と不倫を続けていたことが発覚し、何が何やら「おれと不倫相手のどっちが大事なんだ?!」と決断を迫ったところ即答でフられたのであった。あああ、、、、しかし今思えばもうすぐ会社辞めて九州に帰るなんて言ってる奴を選ぶはずもなし。つうかそれ以前の問題だったと思う。で、おれはお盆付近で毎日15時間ぐらい働き、腰を痛め精神を病みつつ上司に最後までいたぶられ、ポメラニア戦線でボロクソにされたフランス武装SSのように全てを失って九州にトンズラしたのであった。。。

そんな時、帰りの飛行機でそういえばおれはこのCDを聴いていたのだ。多分。覚えていないが。時期的に絶対そうだったはずである。泣きながら飛行機の窓を眺めていたはずだ。覚えてないけど。#13の「エンド・オヴ・ザ・ロード 」の最後の最後のクサいギターソロを聴きながら。おれは惨めに泣きながら青い空を見つめていたはずである。、、、という記憶は特に本当にないけど多分そうだったはずなの!思い出はこうやって美化されるという見本ですが、皆さんはどうですか(笑)。

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