バードマン

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まあまあだったとしか言いようがない映画で、面白くないとはいわないが、実に長く感じたアート映画である。典型的なアート映画だ。


この映画は、観ると面白かった面白くなかったで意見が割れてしまうらしいのだが、おれはどちらかといえば観ていてイライラした派である。ああ長い、、まだおわんないのか、、と時計を何度も観てしまった派である。それでも一応最後まで見通せたので、まあまあな映画ということになる。途中で観るのをやめることもよくあるので、それに比べりゃまだマシといった程度。

アカデミー云々と権威を纏われても、映画の中身には関係がないとしか言いようがないので、特にそこには言及しないつもりだが、これはストーリーなどよりも、撮影方法とか音楽とか、業界人的にはワカる会話とか、あちらこちらに忍ばせた有名映画のオマージュだとか、そういうのがセンスいいらしいんで評価されたらしいんだけども、んなもんどうでもいいっす。。おれは映画にも音楽にもプリミティブなものを求めているので、映画なら映画でストーリーが良くないとアレだな、、と思った。アート映画はやっぱり性に合わんらしい。。小細工をいくら弄してもおれのハートは直撃できないようだな、、肝心の物語に共感できなければやはりダメだ。

物語そのものは落ち目のスター俳優が必死でもがいているだけなのだが、いちいち特に苦労もせずに幸運が重なってうまいこといくので共感できない。超能力とかラストとか、物語にそこまで共感もできずのめり込むこともできていないので、どうでも良いとしか言えない。超能力者だったってこと?まあ、どうでもいっす。

どちらかといえば、ドラムだけのシャンシャンうるさい音は焦燥感をかりたてる効果はあったかもしれないが、単純にやかましくて嫌いであったし、アートを気取ったワンカットも忙しくて息つく暇もなく落ち着かなかった。なのに物語は超退屈かつありきたりで、早く終わらないかな、と何度も思ってしまった。

しかし、見所がなかったわけではなく、ギャグはまあまあ笑えるし、ナオミ・ワッツの美しさやレズキスのエロさは結構いい感じで「マルホランドドライブ」をみなおしたくなった。全体的に映像は美しく完成度が高いと思うのだが、なにか魂を揺さぶるものがないというか、何もかもお利口さんに計算高く作られていて似非インテリゲンチャ気取りな、こうしとけはオシャレやろ?というのかいちいちハナにつく映画だ。

超能力関係の伏線と、ラストがその解釈次第で両極端になってしまうやり方など、なるほどな〜とは思ったが、普通に自殺したという解釈で良いのでは?娘は幻を見たんだよ。おれは現実主義者なんでこのシーンは深く考えるほどの深みはない。飛び降りたら死ぬに決まってるさ。

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