ナイトクローラー

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パパラッチの話になるんでしょうかね。
アメリカではかなり売れたようですが、何故そこまで売れたかはよくわかりません。基本的に華のない映画で、地味なところもあるから。

特になんの取り柄もないダメな男が、ふとしたことから事故現場や事件現場の衝撃写真を撮れば、それがけっこう金になると気がつく。男はなけなしの金でカメラを買い、特別腕も良くないけど、手探りでこの稼業を始める。だってこんな何もできないダメ男、誰も雇ってくんねえもんな。人に認められるのは大変だ。雇われないなら、自分でなんとかしたるわ!みたいな負けん気はとても好きだ。共感できる。こういうのはなかなかできることではないから。

男は思い込みの激しさと、ハッタリと度胸だけが武器なわけで、大口叩いて自分をパワフルで才能豊かな人間だと思い込ませ、手段を選ばず、時にはアンリーガルな手法で撮った写真をテレビに売りさばく。

テレビの美熟女?のディレクターに、才能を見出され(騙され?)男はのし上がっていく。わりと普通のフォーマルなサクセスストーリーである。アメリカ人が好みそうといえば、これは確かに間違いない。

男の写真は過激かつブルータルな犯罪現場や、実際の事故現場の血だるまの人間の映像がメインだ。仲間の写真もネタと割り切って平然と撮って売りさばく。その映像には、モラルのかけらさえないが、モラルがないからこそ人はそれが見たいし、高く売れるのだ。男は確信犯でヤバい絵をモノにするべく毎日あくせく働いている。超勤勉かつ真面目である。のめり込むと強いタイプらしく、ぐんぐん成長していく。

職歴庭師(二ヶ月で花粉症であることに気がつき退職)のインド系の男を助手につけ(この助手が見事なまでに無能のダメ男である)、彼を利用してまで迫力のスクープ映像を撮るのだが、サツに怪しまれて事情聴取。でも結局この男を逮捕することは誰にもできず、男は活き活きとハチャメチャな仕事を続ける。男の立ち上げたベンチャー企業もドンドン大きくなる、という話。最近はハリウッドもバンドエンド、というか後味の悪い映画が増えたし、それが最近はうけているようだな。。

ストーリーはこんな感じだが、おれは真面目に仕事をする男の映画は好きだ。頭はどう考えてもおかしいが、仕事もしないで鬱屈してる奴よりははるかにカッコ良いし、マシである。そう思いませんか?おれも真面目に仕事をしよう〜と考えた。

「タクシードライバー」のデ・ニーロのような、頭おかしいけど一生懸命なヤツという映画です。

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