最近、「アポカリプト」に救われた話

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最近も、おれはけっこう変わることなく映画を観ているのだが、ほとんど義務感で観ているからか、なんとも言えないつまらない映画ばかりつかまされてしまう。

は~(ため息)

この世の映画のほとんどは真剣にマジでつまらない。もうおれが悪いのか?おれが悪いんじゃないか?などと自分を責めている状況だ。


最近観た映画といえば、、語るのも嫌だが、「囚われのサーカス」というホロコースト風映画を観たが、製作者を全員ガス室送りにしたくなるぐらいつまらなすぎて腹が立った。主演俳優の芝居が人をなめた感じでコメディタッチでそこも気に食わないし、物語も全くのめりこめず、演出も最低。おまけにどいつもこいつも全員英語を喋る。

ウィレム・デフォーが「収容所の総司令」という役柄で出演しているのだが、「収容所の総司令」という役柄で、親衛隊の制服を着ていて階級章をみていると『中佐』だから、そこまでは良かったのだが、「僕は一介の少尉だから大したことはできないしぃ。。。」などと弱気な発言が飛び出したのには思わずコマを戻して原語を確認してしまった。確かに「ウンターシュトゥルムフューラー(少尉)」と言っているから、別に字幕のミスではないらしい。吹き替えでも「少尉」と言っとる。誤訳ではなく、普通にこの映画の製作者が間違えているという話で、今時こんなのはほとんど皆無と言ってもいい、ダメなミスだと言っておこう。かなり恥ずかしい間違えである。そもそも制服を間違えていないとしても、収容所司官クラスがSS少尉だなんて滅多にないことなんだよ!例外中の例外と言われたアーモン・ゲートはSS少尉でプワシュフの労働収容所の司令官になったが、すぐに二階級特進しているし、このお話の舞台はどうみても絶滅収容所なんで、ルドルフ・ヘースみたく中佐が相当だ。少尉だなんて舐めてんの?観客を馬鹿にしないでくれる?!

、、、と、もうそこで僕はプンプンして観るのをやめてしまったのだが、ひょっとしたら少尉のフリした中佐だった、みたいな話だったのかもしれないが(100パーないが)、それを差し引いても何をどうしても駄作というしかないゴミ映画であった。戦争映画中央評議会でアップする気にもならん。実はこのようにしてネタにすらなれなかったダメな戦争映画が僕の記憶の片隅に無数に眠っている。まさに金と時間の無駄だ。つうかウィレム・デフォーはトリアーの映画に出すぎて全裸のイメージしかない。SSの制服はもったいないわ。

こないだ戦争映画中央評議会にアップした「トラップ」も何も言うことのない駄作だが、吐くような思いでようやく一つの記事にした。まったくお勧めできない映画である。

他にもいろいろ観ているのだが、ネタにもならんつまらない映画ばかりである。
もうおれは映画がもうダメなんじゃないか?!などという観念まで芽生えてしまった。最近は大抵の映画は15分ぐらいでスマホをいじってしまう。もう駄目である。漫画もいよいよダメなのだが、映画も駄目だ。ゲームはもうとっくに駄目である。おれも大人になっちまうのか、、、

というところで、じゃあおれはいったいどんな映画が観たいんだ!?どんな映画ならいいというのか?!と自分を責めた挙句、結局DVDプレーヤーに流し込んだのは「アポカリプト」という我らの変態王メルギブが一番脂の乗っている頃?に作った、野蛮人が殺しあってるだけの森映画だ。で、おれはこの映画を観て自信を取り戻した。やっぱりおれは映画が好きなんだと。(昔レビュー記事を書いていたのだが、きれいさっぱりデータの波の中に喪われてしまった)

もう冒頭から引き込まれ具合が違う。良い映画というのはね、冒頭から駄作とは格が違うのだ。で、この映画ときたら冒頭で高まったテンションが、終盤まで途切れることなく続き、最後の海辺のシーンでは何が何やらわからんが、全く感動するようなシーンではないにもかかわらず脱力と共に涙腺が崩壊するというなんか危険な薬のような映画だ。その辺の駄作とは格が違う。違いすぎる。なんでこういう映画が週一でロールアウトされないのか、なんて理不尽な世の中なのか。

この映画は、公開当時、初日の朝一で観に行った記憶がある。おれはその時、気取った眼鏡屋の店員で、理不尽かつブラックな労働体系に苦しめられて暗い日々を送っていた。まさに「STABBING WESTWARD」の「暗黒の日々」(そんなもん知らねえか)をエンドレスでリピートする毎日。最悪である。だが、おれはこの映画を観て、とにかくこう思ったのである。よしとりあえず食おう、肉を!と。そしてその日遅番勤務であることをいいことに、昼飯に焼肉をかきこみ、仕事に向かって午前二時までサビ残していたことを思い出した。時給は800円。嗚呼、、、、

、、、なんていう話をしたくてこの映画を改めてみたわけではないのだが、映画美術的にも退廃に満ちた末期マヤ文明の怪しさ爆発の世界観形成が完璧な映画。サイケな色使い。歴史考証はデタラメらしいが、そんなことはどうでもいいんだよ!末期マヤが間違いだらけだからといって何の問題が起きるというのか?!こんな美しく凶暴な絵が撮れるのだから、メルギブにはもっとヤ×食わせて精力的に仕事をさせてやれ!と今更ながら思うが、もう遅いのだろう。悔やまれます。

歴史考証面、ちょっと一つ間違えただけで観るのをやめちゃった上とは大違い!良い映画はそんなこと言う気もなくなるんだよ!

野蛮な土地に文明と秩序をもたらしました!ジーザスクラァイスト!なパーティーのような映画で、そんな電波な風向きも微笑ましい21世紀がとりあえず挙げるべき素晴らしい馬鹿映画である。観るよろし。

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