70年

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戦後70年だからか、最近非常にアクセスが増えております。戦争映画のページも、このブログもです。ありがたいことです。

最近は「野火」や「炎628」や「日本の一番長い日」など、過去の名作をリバイバル上映したり、リメイクしたりといった動きがけっこう盛んに行われており、そのおかげだと思いますが、戦争映画もアートとして、一つの映画のジャンルとして、認められてきているのかな?と感じております。

塚本晋也が戦争映画を作ったり、「炎628」が各所で上映されてすごい映画だー!と認められているのを見ると、そう思わざるを得ません。

何と言っても、戦争映画といえば、ガキの頃に軍事漫画みてたようなおっさんが支配する世界でしたし、学校の夏休みの登校日にみせられる辛気臭いイメージです。とてもカッコいいイメージも楽しいイメージも持てないわけで。かといってオシャレなイメージもアートなイメージもない。ガキが好むようなファンタジー要素もなく、ひたすら現実的である。

というわけで、全ての若者からソッポを向かれているジャンルだ。

いわゆる、シネフィルという映画に詳しいぜおれ、という人々がいる。映画が好きなのあたい、という人々もいる。でもみんなみんなこう口を揃える。

でも、戦争映画は苦手でー
戦争映画はちょっとねー
戦争映画ってあんまみないんだよねー

といったあんばい。
映画評論家みたいな人でも、戦争映画だけは門外漢と公言する人が大層多いわけよ。

これってどうなの?
なぜにここまで嫌われるんか?関心持たれないんか?と、まあ、こんなん言ってるが、実は特に不思議でもないわけで、上記のように戦争映画の辛気臭いイメージは半端ないと思うんで、仕方ないと私も思っていた。

戦争映画がなぜこう、とっつきにくいのか、という考察は過去に書いたのでこちらをどうぞ。

戦争映画考

しかし、あの塚本晋也が戦争映画作るわ、考えてみりゃオリバー・ストーンもスピルバーグもポランスキーもペキンパーもリドリー・スコットもタランティーノもイーストウッドも戦争映画撮ってるじゃんよ、なぜそこまで嫌う?となんだかだんだん理不尽に思えてきたわけよ。

ひどくねえか?
扱いが酷い。

おれも昔ミクシをやっててな。そこでホラー映画とかスプラッター映画のレビューを載せていたのよ。すると、それを読んだ人が、あんたブログ持ってるって書いてるけど、どこあるの?教えて、とメッセージ来たんすよ。おれはあ、嬉しいわ、などと思いながらも、いやあ戦争映画サイトなんだけどいいんすか?と確認したら、あ、けっこうです。。と逃げられたからね(実話)!そんな話をなんだか思い出しました。ホラーやスプラッターがイケる口の人でさえ、戦争映画は敬遠するのである。映画秘宝とかサブカル誌でも戦争映画の扱いはかなり小さい。極力無視されるジャンルだ。

ツイッターやブログで、映画のコメントを書いてる人ってたくさんいるんだけど、戦争映画の話をさせたら、どいつもこいつも魔法にかかったようにトンチンカンなこと言い出すんだよなあ戦争はよくないと思った、とか。そんなもんは交通事故は危ないと言ってるのと同じなんだよ!あと、戦争映画の話だけはしない、みたいな、そこを徹底する人もかなり多いと感じている。かくも戦争映画は人気のないジャンルだ。多くの人にとっては、もはやなかったことにされてる寒〜いジャンルだ。映画界の嫌われ者と言ってもいいかとしれん。

まあ、そんな戦争映画ですが、終戦記念日とか関係なしに、もう少しいろんな人に語られるジャンルになってほしいと思います。それは国民の教養レベルをボトムアップしなくちゃならんという意味でもあるかもしれない。というわけで、とりあえず今季は「野火」を観れ。とりあえず「野火」だけは騙されたと思って観ておけ。

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