悪魔を見た
しゅ、、しゅごい(;´Д`

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韓国暴力映画の中でも最も評価が高い映画と思われる、、

イ・ビョンホンの甘いマスクに惹かれてこの映画を観てしまうと、トラウマ植え付けられること必至だ。

ストーリーは、けっこう荒唐無稽なはずなのだが優れた演出でワクワクドキドキの血まみれスリラーに仕上がっている。

とある新婚夫婦。ハクい嫁さん(恋人?)とイ・ビョンホンだ。嫁さんはある雪の日にサイコな連続殺人犯にレ×プされてぶっ殺されてバラバラにされて捨てられちまう。

殺人鬼役はチェ・ミンシクで、「オールドボーイ」とはまるでサカサマの役柄だ。

カミさん殺されて復讐に猛り狂ったイ・ビョンホンだったが、あっさり犯人を見つけ出して血の制裁!半殺しにする。しかし傷を手当てしてまた放免。犯人は逃げる先々でいきなり現れるイ・ビョンホンにボコられまくり、何が何だかサッパリわからない状況に。

イ・ビョンホンは次世代ターミネーター役に抜擢してもいいんじゃないか?と思えるほど、冷酷無比かつ強靭かつ無表情だが、最愛の人を守れなかったその強さは、ただただ虚しい。哀しみを胸に秘めた演技がグッとくる。

ボコるだけボコってキャッチアンドリリースを繰り返すイ・ビョンホンも恐ろしいが、この殺人犯もかなりのイカれ野郎で、逃亡中だというのに行く先々で女をレ×プしまくる。異常性欲者だ。人も殺しまくる。おまけに往生際も悪い。

そのうち自分の体にGPS発信機が仕掛けられていると見抜き、下剤でウンコごとGPSを出してうまいこと逃亡に成功。イ・ビョンホンの残された家族に牙をむくのだった、、、

細かいアラを探せば、んなアホな!といような韓国映画特有の雑さが気になるものの、ストーリーは二転三転するかなりスリリングなものである。特にチェ・ミンシクが反撃に転じるあたりはすごくゾクゾクしてしまい、身動き一つ取れず画面に釘付けになった。

イ・ビョンホンの復讐は確かにエグいが、この殺人犯の方がはるかに極悪で、残忍で無計画で粗暴で異常性欲者で、申し訳ないけど韓国の異常殺人犯のイメージにピッタリだった。あがきまくってもがきまくって、結局イ・ビョンホンは復讐に成功したと言えるのだろうか?と無言になるしかない最悪のラストで、これは是非みなさんの目でご覧ください。

この後味の悪さはまさにデヴィッド・フィンチャーの「セブン」のそれで、製作者はたぶん影響受けていると思います。

家族をわけわかんない理由で殺されるというのは、本当に恐ろしい身近な恐怖だ。ハクい嫁さんもらった人ほど気をつけないとねえ、、

韓国ってのはちょっと山道に入ったら即座に連続殺人犯に拷問されて殺されるイメージが定着してしまっているが、全然意に介すことなくぶちかましまくる韓国ノワール映画の世界、、、今後も要チェックですなあ、、フレンチホラーと比肩しうる無益なパワーをムンムン発散しておるぞぅ、、

この映画はそんな韓国ノワールの中でも、一、二を争うほどブルータルかつアンホーリーかつ世の中がイヤになる鬱度マックスな作品。我こそはという方は是非チャレンジを。