私の少女 暴力が足りない!

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watasi

う〜ん、、
足りない!足りない!
暴力が!暴力が足りない!

「トガニ」「息もできない」「ビーデビル」「チェイサー」「哀しき獣」などなど、、

女とガキと不法移民をど突かせたら韓国は世界一だ。(もち、映画にしたらって意味だからね!)

明らかに本当にど突いてるし本当に蹴りを入れているのである。

その痛さには毎回大爆笑させられる。

この際ストーリーはなんだっていい。

なんでもいいから、ルーザーな下層労働者が女子供を虐待している映像が観たい!なんかわからないがパワーがある!というわけでこれもとりあえず観てみた。

ストーリーは、とある理由で左遷された女警視が、ど田舎の所長に就任。ど田舎はしつけと称する子供や女への虐待が日常茶飯事で、誰も疑問にも思わないし殴られる方も慣れちゃってるんだな、、

もうこの時点でまんま「ビーデビル」的な設定であり、ワクワクしてくる。

村にはいじめられっ子の痩せた女の子がいて、血の繋がらないルーザーな父親と祖母に毎日毎日ど突かれまくっていた。しかも学校でもいじめられている。どうしようもない。

都会(ソウル)から来た所長さんは、人権意識も田舎とは大違いなわけなので、ど突かれる子供に同情的だ。しかしあまりに村の秩序を乱すと文字通り村八分にあうかもしれないし、本庁からもどう思われることやら、、というわけで少女を救うために思い切った行動をとることができないのだ。

まあ、ストーリーは大人の事情でこの辺にしておく。というのも、この映画はシックスセンス級の秘密があり、これをバラすのはあまりにも下世話と感じる。おれはあまりネタバレ気にせず書きまくってしまう方だが、今回は秘密を知らずに映画を見ることができ、「お〜う!そうきたかぁ〜!」といい感じに驚くことができたため楽しかった。楽しかったので、ワタシはここではネタバレはしないことにした。

まあそれでも秘密について一言言っておくと、最近はやりのトピックスで、世の中の物分かりいい風に振る舞いたい進歩的な若者たちにはたまらないネタである。おれは物分かり良いゼ?と思われたいがためにあっさりこの映画についてネタバレする奴もいるんじゃないかと邪推。そこで人の批評を読んでみたら、案の定アッサリとネタバレしまくりネタバレの嵐であった。映画の中盤までまったくようとしれない秘密を、そんなアッサリネタバレするんじゃないよと言いたいが、ま、モラル?の問題になるからもうやめとく。おれにモラルを説教されたらおしまいじゃね?(笑)

というわけなんで、伏せとくが、この少女役の娘がまたなかなかのアンファンテリブルでして、一筋縄では行かない。言ってることも信用ならないし、自傷行為があったりもするので本当に虐待受けてたのかしら??というハードな疑問が浮上(笑)。本当にかなりど突かれる場面もあったし、ヤられまくってはいたと思うが、何から何まで暴力親父のせいではなかったのかもしれない。

暴力親父がまた、いい感じの下層なチンピラ男でして、素晴らしい演技でしたね〜。よくここまでやってくれたな〜と思ったな。その後のイメージ定着しちゃわないのかな(笑)?それぐらい素晴らしいダメ男だった。演技とは思えない鬼気迫るものがありました。おれもこういうダメ男役ならいい感じのダメ男を演じられるんじゃないかなあ、人生シンクロしまくりだもんなあ、なんて思うけど、おそらくダメ男役にはダメ男役の演技哲学があるに違いなく、日本のような、染谷君とか綺麗な顔した同じ俳優ばかり使い回すど田舎映画界ではこのような演技はなかなか望めない。「渇き。」の役所広司はすんばらしかったけど、ああいう大御所よりすんごく無名俳優でこういうのをもっと観たい。この際だからダメ男系映画と名付けるけど、この「私の少女」もダメ男系映画に名を連ねる資格があると思う。このダメ男がいなければこの映画は美しくもなんともない単なる田舎の風景映画なの!

もういい加減ウンザリこいているとは思うが、もう少しダメ男について語らせてくれっ!

日本映画の場合、ダメ男がダメな理由としてすぐに姿を現わすのがシャブだ。

すぐクスリのせいにしちまう。
でもなあ。ダメな奴はビール一本でもうダメなんだよ、、それどころかシラフなのに既にダメ!そんなダメ男もいる。

この映画はダメ親父が毎晩毎晩酒飲んでガキをど突くのだが、もう酒以外特に荒れてる理由が見当たらないというダメっぷりだ。酒が諸悪の根源!

ナチスの虐殺作戦に協力していたウクライナ人のバイト野郎も、酒飲んで酔っ払ってただけだった。酔っ払ってただけなのに女も子供も老人も銃殺できたのである。この事実を考えれば、人が狂うにシャブやコカインはオーバーキルだ。人がダメになるのは酒一本で十分なのだ。

そこで興味深いのが、この主人公のセクシーな所長だが、このシトもアル中なのである。しかもダメ親父と同じ銘柄の酒飲んでるのは実に意味深である。お酒は怖いのョ!という強い意志がこめられているのは間違いないだろう(笑)。監督の旦那が酒癖悪くて殴られたことがあるのかもしれん(笑)。

え〜、、というわけですが、韓国の黒い恥部を描きまくったこの映画。ホラー的演出もないし、ダウナーな演出で明らかにエンタメ性は薄いが、実にホントっぽかった。日本の田舎も似たようなもんだと思うけど、日本は自分の国の恥部をあの世まで隠し通そうとするお国柄。だからファシズムが人気あるんだよ(笑)。

韓国の移民問題も実に新しかったなあ。。ひどい国だホント。。しかしこういうのをつまびらかにするってのはねえ、すごい奴にしかできませんよ。所長と少女の心の交流もまあまあ感動するし、ラストはこんなんでええんかと思うような終わり方だが、十分楽しめました。

ただ、やっぱりダメ親父ぐらいしかイかれダメ男が出てこないので、純粋に暴力の量が足りない!現実味は薄れるが「ビーデビル」ぐらいやりまくってほしかったなあ、、と少し残念。まあ全体的にインテリ層の良心に訴えかけるキレイな映画なんで、万人にお勧めな良い映画かもしれません。

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