ゴーンガール

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おおおお、、、

今更ダラダラ語るのもシャバいので、率直に述べたい。

この映画は、、、

※もう劇場公開から時間もたってるしネタばれしとるから注意な。

お、お、お、お

おもしろい!

ということだ。

2時間半もあるのに。

最近はおれも2時間を超える映画は集中力がもたない。

最近は「シンドラーのリスト」を観ていても、アーモン・ゲートが出てくるあたりでもう寝てしまう。

しかしこれは違う!

2時間半引き込まれっぱなしよ!

だいたいおれもスマホ依存症ですから、長い映画は途中でスマホいじってしまったりするのだが、これはそんなこと到底できそうにないほどおもしろく、ずっと画面を見つめ続けてしまった。おかげで体が硬くなったわい。

これはおれにとってはかなりひさしぶりのことで、映画って本当はおもしろいんだよなあ~などと意味不明な観念まで芽生える始末。(映画は何本も何本も毎日毎日観ているとだんだん観る姿勢が適当になってしまう)

というわけでこの映画はかなり高評価だ。

何がどうアレなのかといえばだな、、

結婚5年目夫婦がいるのだが、妻が急に失踪する。

はた目にはまあまあいい感じの夫婦に見えていたのだが、当然さまざまな問題を抱えていた。

夫ニック(ベン・アフレック)にもいくらでも心当たりがある。

だいたい何もなくても結婚生活というのは超退屈でつまんないものである。まあ、その分安息はあるといえるが。

男は正直、安息=退屈=ウンザリ=勃起障害につながる。

結婚生活は実に退屈だ。ダルいと相手との価値観の相違も急にデカく感じられる。5年目ともなるといいあんばいに腐ってくるころだろう。ここは共感してしまった(笑)。

妻は、夫にすごく不満だったわけである。夫も妻がウザくてしょうがなかったわけである。でもいろいろな事情で夫婦を続けるしかない。それどころか理想的な夫婦を演じる必要さえある、、

なんだここ、、日本か?と思うほど劇中のアメリカ社会は息苦しそうだ。

まあそんなわけで結婚生活はいろいろと破たんしていたのだが、妻が失踪して夫は驚くけど、どこかでホッとしているのだね。もう離婚しようと思っていたわけですよ。その矢先に自ら出て行ってくれたんだから。

だが、ひょっとしたら事件かもしれないし、警察呼ぶ。すると、、、

徐々に明らかになる妻の陰謀、、、世間との軋轢、疑惑、不信、、、

気づいたころには夫は妻のKGB並みの裏工作により、殺人犯に仕立てられ、逮捕されるまでにいたる。

ニックの態度や浮気やDVにムカついた妻が、夫を自分を殺した殺人犯に仕立て上げ、あろうことか死刑にさせて殺すことさえ企図していたのである。(舞台はミズーリ州で、まだ死刑は廃止されていない)

ニックは確かにダメ男である。ほぼヒモだし。結婚当初とは変わり果ててしまった。怠惰で無関心で浮気性。おまけに職まで失う。甲斐性ゼロだ。

でも、妻は夫が嫌いなわけじゃないんだよね。むしろ愛しているから殺してやりたいぐらいムカつくのである。

美しい妻は当初結婚生活の再生を望んでいた。そのためには子供が必要だ、とも考えていた。

女の方が現実主義的で問題意識もある。この辺のさじ加減は妙にリアルだ(笑)。しかしだからこそいきなり思い切ったことをするわけだよね。

世のダメ夫が金玉縮み上がるようなしかけが次々と明らかになっていく。女のほうが演技もうまい、、

鈍感なダメ夫は長期にわたっていた妻の裏工作や陰謀の仕込みに全く気が付かないわけよ。

全てが妻の手の中。全てが妻の思い通りに進んでいるように見える、、さあ、ニックはどうなってしまうのか。

こう書くと複雑なサスペンスのようでいて、シンプルでまとまりの良いお話なんだよねえ。

まあ後半は徐々に寓話的になっていく。

怖くて頭のキレるカミさんだが、結局どうしても自分では苦手なものがある。女なら皆そうだ。

犯罪的な有象無象から物理的に身を守る手段と、金がなくなった時の食料と居場所の確保である。

女は結局自分と子の生存のために、結婚をする。

つい最近まで人類の文明は、女が働くことと学校に行くことと政治に参加することを嫌った。

今でも女はまだ男に比べれば社会において弱者である。

男に頼らざるを得ない状況が必ずある。

この映画はまさにそういう顛末を迎える。

一枚も二枚も上手だったカミさん。しかし結局女だったということである。

そんなことないワ!アタシ一人で生きていけるワ!という方、妊娠中でも同じことが言えますか?

でもそういう原理的な世の中の仕組みをシニカルに描いて、それで終わりというわけではない。

何とも見事な結末である。おれは痛快ですらあった。

どんなにダメ男でも、反省したような態度をとられれば、女は許してしまうし、そうでないにしても反省や謝罪の言葉は女には心地よい。

戻ってきてくれ~、、おれが悪かった~~ってな。そう言われると女は気持ちが良い。許すか許さないかは人によるだろう。だがこう言われると気分が良いのは間違いない。

キレもののカミさんは夫を許し、結婚生活をやり直そうと戻ってくる。固い意志を胸に秘めて。

ビックリするのは夫だ。殺人犯に仕立てられたくないから良い夫を演じようと、テレビの前で妻に謝って見せただけだったのに、、、

え?ほんとに帰ってきちゃったよ!うわ!うぜ!と思うわけよ(笑)。男はこうなんだよ(笑)。許してください(笑)。

全力でこのサイコ?な妻から逃げようとするニック。

しかし最終的には、、、、、

最後までカミさんのペースでことが運び、結局子供ができてしまう。セッ×スなんかしてないけど。だいぶ前に預けた冷凍精子で。子供が。。。。

そんなわけではあるが、、ガキ?冗談じゃねえよ!

まあ確かに最初はそう思うだろう。

でもなあ。。どんなクソマ×コから生まれようが自分の餓鬼なんだよ。本当の。自分のザーメンから出来上がったクソガキなわけですよ。

かわいいにきまってますよ。

そんなわけで夫も諦めるんだよ。妻は何考えてるかわかんない毒蜘蛛みたいな女だけど。

生まれてくる子供は多分滅茶苦茶かわいいじゃん。

そして映画も終わるんだよ(笑)。

いや~すごい話だ、、、

おれもいろいろ個人的に思うことが多かった映画だが、意外にも希望を感じるラストであった。むろん一般的には不気味で後味の悪いラストだろうが。

まあそんなわけでこの映画は結婚生活うまくいってない旦那が一人で観るのに良い映画だと思う。しんみり泣いてください。

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