残酷戦場写真館40
世界帝国

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「アメリカン・スナイパー」みました?

戦争神経症の兵士をねぎらって英雄化している場合じゃないと思う。向かってくる戦車の真ん前で母親が子供にわざとらしく擲弾渡すなんて、んな映画的にわかりやすくしてくれてんじゃないよ。そんなわかりやすいことしてくれたらそりゃ狙撃もしやすい。おれでもトリガー弾けるよ。仲間を守るためだもん。でも実際はすごくわかりにくかったと思うんだよ。武器なんて見た目に持ってるように見えなくてさ。裸身に爆弾巻きつけた全身黒ローブの女ゲリラをどう市民と区別したんだ?そりゃ擲弾持ってたらすぐわかるよな。だいたいガキの肩で擲弾投げれば届くような距離なのに戦車とその護衛の歩兵は何してたんだよ。見てただけかよ。

そういうことです。

は?

いやいや、あの映画は絶対にクリス・カイルがえらいカッコよく見えるように演出していましたってば。逆説的な反戦映画だの、アメリカ批判だの、考えすぎだって言ってんの。

国際関係学には世界帝国という概念があり、軍事的、経済的、政治的に世界に大きな影響力を持つ大国のことをいう。古くはポルトガル、オランダ、イギリス、今はご存じ世界の警察アメリカだ。だいたい世界帝国は100年で交代するという。世界帝国は島国か半島国家であるという。世界帝国は強大な海軍力を持つという。マクロな視点でみたら、第二次世界大戦はアメリカの覇権に対しドイツや日本が挑んだ結果敗れたという見方になるそうだ。日本は島国で強大な海軍を持っていたが世界帝国の器になく、ドイツはしょせん陸軍国で世界に影響力を持たず、ロシアとぶつかるしかなかった。

まあそんなことはいいのだが、アメリカは現在の世界帝国で、民主主義で、世界の警察官で、我が国の同盟国であり、経済的にも大事なパートナーかもしれないのだが、我々が思う以上にはるかに残忍である。アメリカが世界帝国になれたのは民主主義の理念が素晴らしいからではなく、やはりその軍事力が強大だったからである。軍事力で世界を平定してきた。そこには現地民を武力でねじ伏せる構図が常にあった。”素晴らしい理念”を押し付けると押しかけ、受け入れられなければ焼き尽くす。それがこの100年でアメリカ合衆国がやってきたことである。

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爆撃後のファルージャ。市民に配慮しているようには見えない。

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米兵による”Waterboading”。水責めの拷問。たいそう苦しいらしい。

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ソンミ村虐殺作戦。この写真を撮った後この家族は殺された。

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イタリアにて。米軍事法廷によって死刑となったドイツの将軍。

参考・画像元

http://www.greanvillepost.com/2013/03/20/americas-genocidal-iraq-war/

http://listverse.com/2013/05/25/10-dirty-secret-cia-operations/

http://www.internationalist.org/fallujarape0412.html

http://www.dailystormer.com/american-atrocities-in-germany-the-torture-of-accused-war-criminals-in-the-dachau-trials/

http://en.wikipedia.org/wiki/My_Lai_Massacre