美大生芸大生

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※2012年2月12日日記復旧分


何年か前に東京都現代美術館というところに行って、展示会を観ていた。当時現代アートが何故かマイブームでわけのわからない絵だか作品だかを相当数ながめていた。むやみに広い美術館で全ての展示を観ようとしたら半端ではない時間がかかるのだ。数百点とは言わないおかしな絵とかオブジェクトが並んでいて、これはめんどくせえなと思ってしまった。

まあ芸術のいろはも全くないおれとしては、何がすごいのかすごくないのかも全然わからないわけだよね。そんな全くわけわからない作品を何百も見せられて心底イヤになった覚えがあります。見慣れてくると特に感動もねえし。いっぱいありすぎるし広すぎるから一つ一つの作品をじっくり眺める時間もない。後ろにはヒトが並んでるし、なんとなく順番ができているからなおのことじっくりみれない。

そこで何となく気持ち悪さを覚えるわけだ。ひょっとするともうしばらく眺めていたら好きになるかもしれない絵とか作品を、なんとなくやりすごして無駄に消費していく感じ。例えるならまだぜんぜん中身が入っているコーラを飲みもしないでゴミ箱にポイポイ捨てていく感じを100回もやってる感じだ。気持ちが悪ぃ。イヤになった。

だいたいそういう所には女連れてデートの場として利用するわけだけど、今の彼女と付き合う前にかなり色んな女と色々出かけて、オノボリさんのおれは地方には滅多にない現代アートの美術館とか好んで行ってたが、おおむね大不評であった。おれもなんでそんなところ連れてったかな~と心底後悔している。眠いし足だるいし疲れるしよお。休日を無駄にするとは正にこのこと。好きなヒトは好きだろうが、おれはもう二度といいって感じだな。女たちも死ぬほど退屈していたようだった。

乙女チックにきれいなものが好きという感性もないではないが、おれはやっぱりちょっと翳りのあるモノが好きなのだな。骸骨とか戦争とか死体とか・・そういう退廃したものが好きなんだな。現代アートの中にもたまにそういうちょっとグロいものがあったりしてそういう展示はかなり楽しめるのだが、だいたいは意味不明な作者のオ×ニーばかりだ。

芸術ねえ・・芸術ってなんなんでしょ・・?その美術館に行ってるとよく出くわすのが、いかにも美大生といった風情の超個性的ファッションの若者たちである。誰がどうみても美大生なんだよな。アンタ美大生ですか?と聞いたわけじゃないよ?でも美大生だというのはみればわかる。美大に行ったことも入ったことも通りがかったこともないが、それでもああこいつら美大生かとすぐわかるのだ。それぐらいおかしな奇抜な変な格好をしている。

ベレー帽かぶってるだとか黄緑とか紫とかド派手なスカーフ巻いてるだとか男はゴボウのように痩せているし髪の毛はピンクとか黄緑とかのツートンカラーだったりとか、正直どこか精神病んでなきゃあこんな格好しねえよなあ・・。でも女はすごくかわいくて綺麗な娘が多いのだよ。化粧の仕方だけは他と変わらんのだよ(笑)。しかし絵とかモノ作らせたらすごくかっこいいものを作るわけでしょ?この人たちは。普通と感性違うから普通と違うことをするしできるというわけか・・おれは大変に凡庸な人間で凡庸な人生を歩んできたからこういう連中にある種のルサンチマンを感じて憧れと嫉妬の念を少なからず抱くわけだが、まあぶっちゃけ地方にはこういう人たち見かけないな。東京すげえなあと思っちゃったのはこういう連中がごろごろいるところだよな。

こういう人たちはブログとか見てても普通と違うのだよね。言ってることは凡庸でも言い方がこじゃれてるというか。まあ砕けて言えばかっこつけてるだけにも見えるわけだ。文章を読んでると奇抜な外見やそいつの作る作品にも惑わされずに、そいつがどんなヤツなのか割と率直に推測できる気がする。なんだよ、ちょっと変わったいい方してるけどそれって20代前半の若者が抱くグラム100円のどこにでもあるコンプレックスだよねえ?とか思って安心する。と同時にがっかりもする。なんだ・・てめえも結局そんなもんなのかと。だったら見目正しい社会人としてのアチチュードを力で強制・矯正される日が来た時に(誰にでも来るわけだが)おまえどうするつもりなの?と。

心配にもなってくる。

芸大出身の学生さんは大変だと思うわ。こいつらがこだわる繊細な世界を世間はまず気にしねえもの。
問題にしない。巨大な機械のネジの一つになりきらねばならない。個性を埋没させなきゃならん。世間は若者にそういう態度を求めてくる。自分が一番!自分を認めて欲しい!個性が素晴らしい!と戦後教育を受けた最たるシンボルが芸大生のような気がする。個性がなきゃやってられん商売だもん。芸術なんて。でもその芸術で身を立てられるやつはわずかもいねえだろう。そうなったら今度は個性を全力で虐殺して周りと同化せねばならん・・。それだけ変わり身の早い節操のないしたたかな人間となると今度はそうはいないわけだ。・・・

まあそういう芸大とは限らないが、学生のブログを読んでると卒業間近の学生ほど煮詰まっている。来る未来に戦慄しているのだ。おれが↑で書いてるようなことは当事者はイヤというほどわかっているわけだよ。頭は悪くないのだよ。でもどうすることもできんのだよ。時間だけ死ぬほどあるから毎日毎日ダラダラダラダラ何にもならん非生産的なことを意味もなくやってるんだが、それがまた焦燥感を募らせるわけだ。結局現実から逃避してるだけだから恐怖や不安は緩和されるはずもない。それらから逃れるには病院に行って薬をもらうか立ち向かうかしかない。でも立ち向かうほどの根性も実戦経験もないから何をすりゃいいんだかも全くわからない。。思い悩む時間だけは死ぬほどある。酒も飲める年齢だし、酒飲んでタバコ吸う。自分が大人としてできることなんてそれだけだ。後は何にも子供と変わらないのだから。

気の毒になる。

だが誰でも通る道であり、おれも死ぬほど覚えがあるのだが、どうにも解決策はないのだよね。今まで人生を怠惰に遊んでばかりで過ごしておいて、今更大学の最終学年1年、2年でどうにかできるわけはないのだわ。諦めて地獄に堕ちるしかないのだよ。堕ちた後に地獄で生きる術を死に物狂いで身につけるしかないのだわ。死刑執行を宣告されて執行されるまでの囚人みたいな気持ちで本でも読んでりゃいいんだよ。本を読む時間はなくなるからね。ヤケクソになって旅行に行くなんてのもいるけど親の金でそんな海外行っても余計いやになって自分が許せなくなるだけだよね。

全ての才能を否定され今まで築きあげてきたものが全部役立たずのゴミだったと認めるのも思い知らされるのも相当ツライとは思う。でも日本という国はそういう風になっているのだよ。残念ながら大学に行く意味は全くないのだよ。だからそこで学んだことは全部忘れてオ×ニーでもしてなさい!いいじゃないか。逆に言えば勉強しなくたって劣等生だって他の連中と同じにスタートを切れるんだから。ナチのアインザッツグルッペンみたいにユダ公やアカ野郎を即決裁判で迅速に処刑するために現地の指揮官に法学博士を動員するなんて世の中じゃなくて良かったじゃないか。前向きに考えるしかないのだよ。どうしても暗い気分になるのだったらスポーツはオススメだよ。むやみに筋トレとかジョギングとかして暗い気持ちを消し去るしかないよ。

まあどうあがいたってキミの来年は人生最低のシットな年になるのは間違いないが、刃物を振り回して暴れたりしないように。死ぬなら一人で山の奥で死になさい。イイカネ?じゃあ通信を終わるよ。なるべく無心でね。オーバー。

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