…あんたの父さんは天国に行ったけど これから私たちが向かうのは地獄よ…!

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※2013年2月2日日記復旧分

「霧の中のラプンツェル」という漫画を読んだ。おれは嬉しくなったね。とても。最高の気分になった。

誤解を恐れず言えば、 ホロコーストは日本人には縁遠いものである。日本人にはホロコーストの加害者もいなければ被害者もいない。まさしく日本人にとってあの惨劇は対岸の火事であった。だが、日本はナチスと同盟を組んでいたのである。”反共”で一致団結するのはあの時代仕方なかったかもしれない。日本はホロコーストには協力しなかった。だがそれでもなお、あの邪悪なキ×ガイ国家と運命を共にしようとしていたことを我々は恥じなければならない。

今の日本がアメリカかぶれなのと同じく、あの時の日本はドイツかぶれだった。日本人はすぐ西欧を真似る。中国人にそうやってバカにされても仕方が無いほど日本という国は節操がない。恥の文化というが恥を知らない。有色人種を《ウンターメンシェ(下等人種)》と公言していた国と同盟を組み、あてにし、優生学をパクり、あろうことか手本とした。しかも今は原子爆弾を本当に叩き落とした国に守ってもらいながら自主防衛を拒否し、ハリウッド映画ばかり観ている。哀れなマゾ民族。そう言われてもなんら反論はできない。単独でアメリカとバランスオブパワーを取り、アジア人だけの帝国を作り上げた中国に舐められたって仕方がないのである。舐められて当たり前だろ?バカじゃねえの?

あれあれ話がそれた。それてねえよ!まだ続けるぞおらー。嫌な奴は帰れ。

にもかかわらず、我が民族はまぁだナチスに親近感を持っておる。ヒトラーやその親衛隊、その国防軍をサブカルと勘違いしておる。何という恥知らずな…。日本人はまだナチスに対する理解が足りない。自分らがどんな国と同盟を組み、憧れ手本とし、あてにしていたのか。そのことをぜひ知るために、日本人はホロコーストを学ぶ必要がある!これは自信を持って断言するよ!

ヘルシングに影響を受けたバカがTwitterにも溢れておる。ナチスをジオン軍の亜種だと思って夢中になってるキ×ガイがおる。ナチスと親衛隊をかっこいいものだと思うのは勝手だ。好きにせぃ。世の中にはテッド・バンディのファンだっているのだから。変態に変態をやめろとは言わん。だが、せめて親衛隊の犯した犯罪を知ってからにしろよ?それからでも遅くねえだろ?それすらろくすっぽ知らずに軍服のデザインだけ見て「俺はナチスが好きです」とか言ってるバカ学生は俺がそのグズの家系を絶ってやる!

ガス室はなかった(笑)とか無知の極地である。ガス室がなかったらホロコーストもなかったと言いたいのだろう。譲る必要もないが一億歩譲ってガス室がなかったとしてもホロコーストがなかったとは到底言えないのだ。それぐらい理解が足りんのだ。無知すぎる。

何が言いたいかって、日本ではホロコースト本がほとんど読めないのだ!ヨーロッパには各国の言語でホロコースト本がある。ソ連が崩壊して共産帝国連合が崩壊して更に膨大な量の東欧の文献が開け放たれた。ホロコーストは今最重要トピックスで、研究は下火になるどころかますます盛んになっている。にもかかわらず、日本で読める本はほんっとにそのごく一部である。ほぼ読めないと言っていい。日本人にホロコーストに関する本が書けないからである。書ける人はごくわずか。加害者も被害者もいないのだから無理もないが、同盟を組んでたんだからな。もうちょっと流行ってもいいはずじゃないか?

そんな中、この“霧の中のラプンツェル”(そう、ここからやっと本題だ)。 ホロコーストをテーマにした漫画作品である。まさに日本人が最も得意とする表現手段。それでホロコーストを描こうとする超絶の意欲的試み。諸手を挙げて支持したい。絶滅収容所を描いた漫画は変わり種の「石の花」などごく限られる(クロアチアのヤセノヴァッツ収容所の悲惨な世界が描かれている)。

内容は基本に忠実。ヒトラーが政権を奪取し、迫害が徐々にゆるやかにだが確実に強まって行く様子をその時代背景に沿った的確な緩慢さで描く。最初は悪口を言われるだけだった。だがそのうち公職を追放された。そして”水晶の夜”で世界が一変し(言葉の意味がわからんならWikipediaでもひいてくれ)、”移送”される。基本に忠実だからこそ、よく勉強しとるなと思う。参考文献もどんぶりいっぱい付記されており、作者のあらいまりこ氏には脱帽させられる。おれはこの漫画を是非オススメしたいとおもう。活字が嫌だとぬかすバカガキが跋扈する日本で多くの人に広めるには漫画しかない。それこそが日本人らしいホロコーストの表現の仕方なのだろう。

ちなみにこの漫画を見ておれは涙が止まらない。喉の奥が熱くなるのを抑えることができん。あまりにも気の毒である。もう結末はわかりきっているからだ。おれもだてにホロコースト映画ばかり観てはいない。どんな奇跡が起こってもアウシュビッツにいるユダヤ人が生き残れる術はなかった。結末はわかり切っている。だからこそ悲しいのである。

ユダヤ人は金持ちの商売上手。今でもこの偏見がまかり通っている現状がある。だがこの漫画のユダヤ人は極限まで貧しい人々なのである。金持ったユダヤ人は外国に亡命したりコネで助かったりする例もあった。ホロコーストで犠牲になったのはそれこそ本当に貧しい何も持たぬ人々だったのだよ。真っ先に犠牲になったのは抵抗する術を持たぬ貧民層だったのである。それを思えばこの漫画は史実に忠実な内容であると言える。作者はよく勉強している。

各エピソード(特筆するならフランスでのユダヤ人の迫害や移送中の列車の中の環境など)も的確な描写で、よく勉強している。一冊完結かと思ったら、まだ続編があるようで先が楽しみだ。作者は勉強と作画の両立をせねばならず、言葉に尽くせぬほどの苦労があると推察される。だが是非がんばって完成させて欲しいと思う。当サイトはこの漫画を応援しています。絶対読んで欲しい漫画です。

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