「スターシップトゥルーパーズ」 カナザワ映画祭2014

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カナザワ映画祭2014で爆音上映された「スターシップトゥルーパーズ」を観ました。


ポール・バーホーベン監督のSF大作ということで、観たのはかなり昔?高校生のころか?その時はスターウォーズのほうが面白いかな、なんてバチ当たりなことを考えていた気もしますが、今回大画面爆音で観てると想像以上に楽しめました。

SFなんだけど、ブラックジョークがエゲツないのと、ゴアシーンが結構本格的で、人体損壊描写に関してはかなり力が入っている。あと地球連邦という統一政府が地球を支配しているわけだが、これが見事なまでのディストピアで、わけのわからないルールが多く、人種が黒人と白人しかいないところなど良くも悪くもアメリカの田舎もんくさいマッチョイズムが隠しようもなくまろびでている世界観だ。これは好み別れるだろう。

世界観に関してはガイドブック等で掘り下げていただくとしまして、見所は主人公イケメンのリコという名の白人青年のサクセスストーリーである。訓練兵から現場の古参へと叩き上げていく。その流れは恋愛モノでもあり、青春モノでもあり、バトルモノでもある。とりあえず監督が好きなものをブッコミましたというスタンスなのか、カオスに満ちているのだが、こう見えてなかなかとっつきやすい映画でもある。

ヒロインの女性はあそこの毛の濃そうなインド・ヨーロッパ系美女で、才能もあるし頭もいいし社交的だしで、完璧なんだけど男の好みに関しては実利を優先し、あっちについたりこっちについたりハッキリ言ってムカつくクソ女である。バーホーベンの映画のヒロインは基本的にいつもこんな感じのような気もするが、今回は貧乏くさい感じもなく、本当にムカつく。リコは彼女に首ったけで、「なんでこんな女に??」と疑問を持つ観客をよそに彼女を常に追い求めている。

訓練場面は「フルメタルジャケット」のあからさまなオマージュであるが、こちらの方がギャグ要素が強く楽しく観ていられる。

今回の敵役、エイリアンこと”虫”との戦闘場面はCG爆発でそこまで迫力はないが、”虫”に攻撃されると人間の体が解体され放題で、かなりグロい。しかしスピード感のあるアクションのせいか、エゲツなさを引きずるようなことはなく、爽やかに観ていられる。

“虫”との戦闘で数々の戦友に助けられ、または失い、リコは成長していく。壮大なSFアクションと魅力的な白人男性の成長譚でもある本作。バーホーベンを語る上では基本の一本と言えるのでしょう。

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