“アレックス” 約10分にも及ぶモニカ・ベルッチへの暴行シーンにグッタリ

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※過去記事復旧分
ギャスパー・ノエ監督のフランス映画。
モニカ・ベルッチ主演。

この監督は変態なんですよ。変態すぎます。「カルネ」「カノン」で有名ですのでまずこれ観て試してください。だめだった人はこれ観ないでください。
あと女性は観ない方がいいです。

一言で言うと女性への性的暴力を題材にしています。強烈トラウマ映画です。監督はメメントの影響を受けたと語っていますが、ストーリーが逆回しに進んでいくところはもろパクリと言っていいと思います。

まー何がそんなにアレなのかと言うと、後半モニカ・ベルッチが暴行され半殺しにされるさまを延々と見せ付けられることです。犯人がゲイなので尻を犯します。モニカの尻が裂けて流血しているらしいのだが、それで「すべりがよくなってサイコーだゼ?」とか言ってるひでえ野郎です。10分ってけっこう長いゼ?
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カタルシスも何もなく彼氏が復讐しようと犯人を捜しますが、間違えて違う奴をぶっ殺してしまいます。よく観るとそれをみて真犯人が横で笑ってるの。真剣に不快な気分になります。

暴行シーン後ストーリーは逆に戻り、モニカ・ベルッチと恋人の幸せな風景、妊娠して緑色の芝生の上でうとうと居眠りする穏やかなシーンを最後に映画は終わります。カルネでもあったが、
「誰にでも人生を台無しにする魔が差す一瞬がある」ということをこの監督は毎回テーマにしていますね。

まーそんなことはいいけど観ても不快になるだけで何一つ学ぶものはない映画。でもここまで不快にさせられたのは久しぶりだったので高評価をくだしたい。

それにしてもこのフランス映画の倫理やモラルやタブーを度外視した制作姿勢はどうか。もうこれは不快にさせることを目的にしてるのは確かだと思うし、もはやそういうジャンルなのだろう。オーストリア映画だが「ファニーゲーム」というのもありましたし、昨今の悪趣味フレンチホラーにはワクワクもスリルも全くなく、ただ鬱になるしかないお話が山と溢れている。それらのルーツは一体なんなのか、、、、

わからないが、その昔みた「ボーイズドントクライ」というアメリカ映画だが、これも性暴力を題材にしたひどい映画であった。性同一性障害の身体的には女、心は男というお人がいて、男性となって新たな人生を歩みつつ恋もし、なかなか充実したライフを送っているが、近所の悪ガキ二人組に因縁をつけられボコボコに袋叩きにされる過程で「アレ?こいつ女だゼ?」とばれてしまってさあ大変!力ずくでおイタされてしまうのである。ムラムラしたからというよりは極限の屈辱を与え精神を崩壊させる、、、そのような異常さが犯人側にあったものだ。

その点この「アレックス」だが、犯人が逆にゲイなのである。で、本来女には興味ないわけだし、暴行の目的は性欲ではなくて「破壊すること」であった。貧困層である自分から見ると、香水をプンプンさせたリア充でブルジョワで生意気な女のアイコンがそのモニカ・ベルッチであった。そのリア充女を屈服させることが「アレックス」で描かれる性的暴行である。

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袋叩きにされます

日本の成人漫画のように暴行されてるのにアヘ顔で絶頂をむかえる奴などいない。大抵の人間はそんなことはわかっているが、ごく一部のドー×ーにはそれがわからない輩もいたようでこのような事件も起こっている。

男という性は心に死と破壊と強制収容所を内在させている。その恐ろしさを見せつけてくれた。撮影方法は今や時代遅れだし見せ方もうまいとは思わないが、世界大戦なんてやらなくても人類に未来などないことをフランス映画はいつも的確に教えてくれる。

女性への性暴力をテーマに据えた映画は他にも数多くある。

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