ブラックメタル的サブカルチャー④ エクソシスト

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エクソシスト

ウィリアム・フリードキンの名作オカルトホラー映画だ。
大部分のお人が観たことあるでしょうから紹介するまでもないはずだが、おれはこの映画の猛烈なファンなので一言でいいから語らせてくれ(笑)!

これはすんばらしいよ・・古くて画質が悪くてテンポが悪いなんていう人もいるのかもしれないが、むしろそれが映画全体に妙な妖気を漂わせていると思う。とても不気味な映画である。

洋画のホラーはギャグになっちまうものが多いが、これは本当に怖い映画ですよ。ギャグ要素一切なしのハードコアホラーです。

この映画で登場する悪魔パズズは、アブラハムの宗教が権力を握る前の神話に登場する熱風の悪魔といわれている。

この悪魔が砂漠の国、イラクで復活の兆しを見せる冒頭がまず素晴らしい。全ての文化が異なる異国の不気味さ、居心地の悪さ、粗野で野蛮な金属音ばかり鳴り響く邪悪な街・・普通の風俗を描いているだけなのに、このイラクの都市の不気味さはすごすぎる。

野良犬が喧嘩してる横で砂を帯びた渇いた風が吹き荒れる。その直後ドアップになるパズズ像の怪物じみた迫力・・これから勃発する悪魔との死闘を予感させる恐ろしく不気味なシーンだ。

だが派手に悪魔とどんぱちする爽やかなファンタジーなどではない。現実はFFのようには行かないのだ・・というかこの映画はフィクションだが登場する人物・・悪魔と対決する神父さんたちまで情緒的で等身大な心弱き人間である。家族の病や健康問題、貧困に苦しみ、苦しみを与えたもう全能なる神に不信の念を抱く。そこに悪魔に付け込まれ完全敗北するこの映画は、ブラックメタルの精神のはしりだったのかもしれない。

同じように孤独を抱え、悪魔に憑依される隙を与える少女は徐々に精神病のような異常を見せ始める。現代医学では全く歯が立たず、医者にまで悪魔祓いによるプラセボ(気休め)をやってみたら?なんて言われる始末。

そこで頼られるカラス神父だが精神科医でありながら神父を続けたばかりに母親の認知症の悪化に気付かず、清貧の誓いを立てたがゆえに狂った母をいい病院に入れることもできない。閉鎖病棟の中でベッドに縛り付けられた母親を救うことは彼にはできない・・。彼は信仰心を失う。

そんな彼はイラクで遺跡を掘ってたメリン神父を頼る。彼は悪魔祓いの経験を持つベテラン神父である。メリンとカラスは悪魔パズズに挑むが・・。

演出がたくみなんですよね。冷たく暗い雰囲気がずっと続きます。なんでもないシーンなのに怖いです。古い画質の悪さ・・そのざらついた感じが逆に禍々しい。音楽も不気味。チュブラー・ベルズという有名な曲です。白塗り悪魔のサブリミナルもところどころに挿入されている。

こう書くとプリミティブブラックメタルの地下精神と共通するところもある気がする・・

悪魔にとりつかれた少女リーガンは、未知の言語を操り、自らの体を過剰に傷つける。十字架使ってオマ×コを繰り返し刺し貫くシーンは観賞要注意だ。これはひどいシーン。

「Let Jesus fuck you!(キリストにファxクさせてやれ!)」
「Let Jesus fuck you!(キリストにファxクさせてやれ!)」

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( ;゚д゚)・・・・(唖然)・・

無垢なものを冒涜してみせる行為に将来のいかれたブラックメタルファンたちを連想させる。

悪魔祓いのシーンは後半少しあるのみですがこれがまたすさまじい迫力なので必見である。

人は弱い心を持ちながら悪魔と戦うことができるのか・・?もし未見の方がいれば奇跡的傑作であるため是非確認して欲しいところである。
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※ブラックメタルとの関連云々はこじつけですので気にしないでね(笑)

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