ポーランド・ドイツ旅行記⑦ 帰国

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早朝五時…静寂を破ってホテルの電話がなった。
あ?なんだ?寝ぼけまなこでしばらく電話を凝視した。誰がかけてくるというのだろう?モーニングコールを間違えているのか?恐る恐る受話器をあげた…

どうもホニャララ国際旅行の牟田口(仮名)です。伊無田さん!?実はね〜帰りの飛行機が雪で飛ばないんですよ!スキポール空港が雪でね、埋まっちゃってね!

な…

なにぃ!?(裏声)

飛ばな飛ばな…ぇえ!?じゃ、じゃあどうするの!?
慌てふためく俺をなだめるように、おっさんはこう言った。
急遽ね、フランフルト経由でチケットとったから。それに乗ってネ?で、その飛行機はもうあと二時間ぐらいだから、荷物まとめて早く出て欲しいんですよ。

二時間だとぉー?んなアホな!

こんな調子で最終日までこんな有様だった。どうにかテーゲル空港に急いでタクシーで向かい(帰りは20ユーロだった笑)、フランフクフルト行のルフトハンザ航空に飛び乗ったのだった。

毎日毎日トラブル…一人旅は大変だ!おれも沢木耕太郎の深夜特急に胸を熱くしたこともある。だがおれは思うのです。大変すぎて楽しむどころではない!あと移動がかさむと楽しみも半減する!一つの都市にじっくり居座る方が長く楽しめることは確かだ。

異国で迷子になる恐怖は正直二度と味わいたくないレベル(笑)。
あれは怖い…。

と言いつつまたおれは今度はどこ行くかなー?なんてことを毎日考えている。イーグルネストやヴォルフスシャンツェなどハードコアな場所にやはり興味惹かれてしまうのである…。

ルフトハンザはKLMオランダ航空よりはるかに良いサービスで快適だった。隣の席が空席だったので広々してたというのが一番大きいが。帰りの飛行機で日本のスッチーさん(死語)を見て感涙。日本語が通じるよう(泣)。旅行中一人として見かけなかった日本人の観光客もぞろぞろ集まってきた。カップルや家族連ればかり。一人で欧州旅行なんてアホなことをしてるやつは他にほとんどいなかった。と言いつつ楽しかったな。想い出にもなったし。トラブルもネタ話しとしては最適だし。悔いはない。来年当たりで死のうとも。

帰りも飲んだくれた。ドイツビール飲みまくったし赤ワイン、白ワイン…酔っ払ってぐーぐー寝た。帰りのフライトも11時間ぐらいだったがそのうち4時間は酔いつぶれて寝ていたのでずいぶん短く感じた。赤ワイン飲んだあとに同じグラスに白ワインつげよと言ったらドイツ人の男添乗員驚愕してたな(笑)。そんなにかというぐらいに。「この日本野郎…正気か…?」大きく見開いたその目はそう言っていた。常識なんてわけわかんない。もうあまりこだわりすぎなくていいと思う。おれたちは外国に行けば”外人”なのだ。大きな気持ちでもって堂々と旅行すればいいのでは?と言いつつ、英会話はしっかりトレーニングしてみたいと思ったけどね(笑)。

成田空港に迎えに来た彼女を見て、今度はこいつを連れていくか、と思った。またすぐに仕事が始まる。現実は終わりなき闘争の日々だ。まあいい。クリークイストクリーク、ウント、シュナップスイストシュナップス。戦争は戦争。酒は酒。仕事は最悪だが、休暇は休暇だ。今年もそうあれれば良いと思う。

おしまい
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