ポーランド・ドイツ旅行記⑥ 6日目

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この旅行も実質今日が最終日です。明日には帰りの飛行機に乗って帰るだけなのですから。。今日はオラニエンブルクのザクセンハウゼン強制収容所跡地に行くことにしました。

かなり迷った末の決断。。オラニエンブルクに行くことでまさに一日の半分はそれに費やされてしまう。。本当はユダヤ博物館やホロコースト記念館、東ドイツ博物館、シュタージ博物館など行きたいところは山ほどあるのだが…ザクセンハウゼン強制収容所はそれらを諦めるに足る所なのか…

迷っている時間はありません。早朝、朝飯を食いにビュッフェに向かいます。レストランはないくせに朝飯はしっかり出てきました(笑)。

申し訳ないけど味はポーランドよりかなり劣るように思いました。メニューもさらに少ないし。だが貴重なカロリー摂取パートですから(笑)もう食えるだけ食いましたけど、スクランブルエッグの味は微妙。ポーランドは半熟でフワフワしていたのに対し、もはや卵焼きかというぐらいに固いスクランブルエッグでした。
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別にうまそうじゃないよな・・

加えて、人が飯食ってる横で臆面もなくデブの白人クラークが黒人のメイドをなんか説教してるんだよね。説教というか嫌味のような…ドイツ語だからなんつってっかはわからないけど、ネチネチクドクドしつこいのそれが。延々延々言ってるの。非常に嫌な気分ですよ。飯もまずくもなろうというものです。こいつら有色人種を舐めすぎじゃないか?

さて、荷物をまとめてホテルを出発です。外は大雪!何じゃこりゃあ?!
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これは…電車とか止まってやしないだろうな…
それらの情報を入手するあてはまったくない。とりあえずKonstanzer starbe駅に向かい、フリードリヒシュトラーセ駅を目指す。そこから一本でオラニエンブルクにSバーンで直行できる。路線図を見てれば意外とそういうことはすぐにわかったのでとりあえず乗りました。

フリードリヒシュトラーセ駅はむちゃくちゃ巨大な駅でした。と言っても日本の新宿駅とか横浜駅とかほどではないにせよ、様々な路線が交錯しているため、乗り場が無数にあり、ちょいと迷いました。が、すぐにオラニエンブルク行の電車に乗る。うむ、順調だ。たえず路線図を見ながら、自分が間違った電車に乗っていないか確認する作業は怠りません。観光客丸出しでしたが仕方ないでしょう。これを怠って貴重な時間を無駄にする訳にはいかない。今日こそは道草食わずに到着したい。

オラニエンブルクには数十分ほどで到着。ここからザクセンハウゼン強制収容所までは歩いて二十分〜三十分らしい。バスに乗れば7分だそうだ。。7分か…それは魅力的だ。路面も凍結しているし歩くのはきついかも…。勇気を出してバスを使おう。
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ついに到着・・

どのバスにどのバス停から乗ればいいのか悪戦苦闘したのは言うまでもない(笑)。やっとの思いで乗ったが、ドイツのバスは日本と同じく降車地点直前で「おりま〜す」というあのベルを鳴らすのだ。日本と同じだ。そう「地球の歩き方」に書いてある。しかし…

どこにそのボタンがあるんだ?どこにもないぞそんなもん…キョロキョロしているとじいさんがうさんくさそうにジロジロ見つめてくる。見るともなく見るという文化はこの国にはなさそうだ。

だが、ボタンなんかマジでどこにもないんですけど!どうやって降りるんだよ!そうこうしているうちに7分なんてあっという間です。すごく特徴的なザクセンハウゼン強制収容所の入り口の門が見えてきました。あ!ここだよここ!ここで降りなきゃなんないの!

ボタンなんてマジでどこにもない。途中一度も止まらずにここまでバスは走っているのだから、どうにかして運転手に降車の意志を伝えねばならない。結局降りなきゃなんないの!と運転手に話しかけたら、運転手は見向きもせずに(文字通りの意味だよ!)返事もせずにチケット見せろとも何とも言わず、扉を開けました。降りろということらしい。わけもわからずとりあえず降りた。

そういえば電車や地下鉄でもチケットのチェックなんか一度もされなかったぞ?不思議の国だ…。無賃乗車なんか簡単にできる気がするのだが…。

さて、まあいい。10時前にはもうここに到着できたのだからまあまあいいタイムだろう。とりあえず中に入る。

→ザクセンハウゼン強制収容所跡地の写真はこちら

収容所をあとにすると昼飯どきです(笑)。
昼飯…今日こそ食いたい…。
だが、こんな雪の住宅街で昼飯食える場所なんて…
(ザクセンハウゼン強制収容所跡地の周囲は完全に住宅街でした。)
と思っていたら、帰りのバス停横にビストロがあった。勇気を出して入ってみよう。

中は簡単なカフェで、ホットドッグやソフトドリンクを売っている。ドイツのソーセージか…う〜んあまり興味はないが食ってみるか。
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まあまあですかね・・

さて昼飯を食えたので今日はいい日になるかも(笑)。
冗談抜きでザクセンハウゼン強制収容所でテンションが急降下した私は、ベルリン中心部に戻って買い物でもしようと帰りの電車に乗った。

オラニエンブルクは学校がたくさんあるのか、小学生や中学生がたくさん。ガキは元気ですなあ。変なカードを大事そうに握りしめて仲間同士で見せあっている。日本のクソガキと変わらんのう。。しみじみ見ていた。

フリードリヒシュトラーセ駅に戻ると。猛烈に尿意をもよおしてきた。トイレを探すがここでもカルチャーショック。迷う迷う。。標識の通りに行ってみてもなかなかたどり着けない。やっとの思いで到着したらチップ制である。ポーランドでも公衆便所を使用するのに1ズロティぐらい払って使ってたけど、もっとシンプルだった。便所の前をおばさんが皿持って座ってるのね。皿の中に硬貨をぶち込めば放尿できるという寸法だ。しかしここは…

何と無人なのにチップは要求してくるという…オートマチックになっているのだ!わざわざチップのために専用の機械まで作るとは…しかも使い方が全然分からん。無人なので聞く相手はいない。他の客は某然と立ちすくむ俺をニヤニヤ笑いながら去って行く。その目はこんなもんの使い方もわかんねーのぉ?と言っている。使い方わかるはずないと思う。説明全くないし。あるのは記号ばかり。記号でわかれば良いのだろうが、わからないのだから仕方が無い。どの硬貨を入れるのかもわからない。試しにいろいろ入れてみたが、お釣り返却グチからスルリと戻ってくる。ゲートが閉じていて金をはらわないと開かないようになっている。今でも全然わからない。あの便所の使い方が。諦めて引き返した。

オランダもポーランドもそうだったけどヨーロッパは建築やインテリアのデザインにミニマリズムというものが浸透しているようだ。余計な粉飾やデザインやメッセージロゴ、会社の名前とか徹底して省略されている。日本の便所には丁寧な説明やTOTOとか会社の名前が書いているだろう。しかしヨーロッパには全然そういうものがなかった。デザインは無駄がなくスタイリッシュでかっこいいと言えるが、あまりにも不便である。ションベンもできないとは…。

それからおれは数時間はションベンを我慢した。だって便所がそもそも少ないし。見かけないんだもの…。”カーデーベー”というデパートでようやく用をたせたが、そこにしても便所は2箇所のみ!しかもそのうち一つはどこにも見当たらず諦めた。最後の一箇所は端っこの端っこの本当に真剣にわかりにくいところにあった。そこでは係員もいないしチップも払わずに放尿してきましたよ。こんなに便所で苦労するとは…他人に便所を貸すのを極端に嫌がる文化があるのかもしれない。あんな観光客向けのデパートでもあの有様なのだから…。

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途中立ち寄った書店です。

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おれは本屋があればとりあえず入ってしまう人間なのだが、ベルリンのカルチャーをチェックしてみた。

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ドイツ語全然わかんねえもんな~・・。ナチス用語しかわからん・・。

無事用をたせて、落ち着いて周りを見ていると、ここにはお土産物や高級ブティック、化粧品、香水、おもちゃ、革製品など様々なものが売っている。デパ地下風のカウンター形式のレストランもたくさんある。おれはここでオイスターバーがあるという情報をキャッチし、来たわけだが、お土産を買うことも目的としていた。とりあえず何か食おう…

うろつくこと小一時間…どこにも入れなかった…。ここは白人の帝国だ。有色人種なんて一人もいない。リアルセレブばかり。みんなネクタイしめて香水の匂いをプンプンさせててど派手なスカーフを首に巻いてピカピカの革靴を履いている。メニューもドイツ語ばかりで英語併記も少ない。店員は話しかけづらい。

は…入れない…その時の屈辱感は言葉にできないほどだった。悔しい…しかし入ってまともに注文できる気はしなかった。メニューを遠目に見てても写真とかないし、どれがなんなのか、さっぱりわかる気がしないのである。アジア人なんか一人もいないし…←これは大きい

もういい、とこのデパートを出ようとしたら、また迷った。向こうは1階を”0″と表記するようだ。まあそれはわかるのだが、出口はこっちとかの看板や標識どこにもないの。かなり広いしね。かなり出るのに迷った。ようやく出口をくぐった頃には二度と再び来ることはあるまいと思うに十分であった。

出口を出た途端、寒風吹きすさび、あたりは真っ暗。そんな中、車椅子に乗った脳性麻痺風の少女が物乞いをしている光景は壮絶。杖を使い焦点の定まらぬ虚ろな目で突っ立って皿を片手に持って物乞いをする老人もいる。きらびやかな白人の帝国の外界には地獄のような現実が広がっていた。おれもザクセンハウゼン強制収容所に行かなければ気にも留めなかったかもしれん。しかし、この民族は…反省しているようにはとても見えない。障害者が真冬の夜に物乞いとは。日本の都市部ではそうそう見かける光景ではない。ヨハネスブルクかよ。

適当なレストランに入ってステーキをレアで頼んだ。やはり”レア”は通じにくかった。ビールを飲んで肉とじゃがいも料理を食い落ち着く。さっきの白人の帝国は何だったんだ?何であんなに不快だったのだろう。今肉を食っているこの店はなんの抵抗もなくすんなり入れたし、すぐ注文もできて飲んだくれることもできている。おれはこの謎を解かねばならない!

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苦かったなあ。北ドイツのビールは苦いとか?

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まあまあですね。

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なんでケチャップがないんだよ?!アジア人だと思って舐めやがって!

店をあとにし、(いい店だった。店員も気さくだったし)、適当な屋台を見つけてまたソーセージとビールを注文した。さらに酔っ払った俺はフラフラの足取りで、再度”カーデーベー”に殴り込んだのであった。

目当てはオイスターバーだ!牡蠣を喰らってワインを飲んでやる!我ながらミニマムな目標だが、さっきは失敗した。。いまおれは酔っている!酔えば何でもできるゼ?大量虐殺だってできる。酒は恐ろしい。

酒の効果はてきめんで、何の躊躇もなくどしんとオイスターバーの椅子に腰をおろし、適当に指差して注文。メニューをよくみると英語だった(笑)。読める…読めるぞ!(ムスカ調に) 適当にワインを頼んだ。

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大したことなかったな。

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白ワインだな。

オイスターは見ての通り。レモン汁とかでシンプルでさっぱりとした味付け。身はものすごく小さい。これだけで16ユーロだ。日本で出店すれば確実に即潰れるだろう(笑)。ワインとの親和性は認めるが…

ワインを飲んでさらに酔っ払ったおれだったが(笑)、今度はお土産である。シュタイフ社というドイツの高級ブランドのテディベアを売っている店を見つけた。これは前にガールフレンドにプレゼントしたことがあるのだ。日本では結構入手するのに手こずった覚えがあるが、ここにはたくさんある。そのガールフレンドに「この子の兄弟を買ってきて」と頼まれていたので(女は簡単に無茶苦茶なことを言うぜ!)、買った(笑)。ドイツ風に軍服を着た熊だ(笑)。かなり高かったがおれが迷うこともなく店員を呼びつけ指差してこれくれと言ったものだから、店員はおれのことを相当な金持ちだと勘違いしたらしい。やけにサービスが良かった。勝手にまけてくれるし、免税だなんだで色々世話を焼いてくれる。おれはいいよ別に免税なんてめんどくせ〜と言ったのだが、(本当に言ったと思う。ほら、酔ってたから)、それでもこっそりそういう書類をおれのコートのポケットにいれてくれたのだった。

その後、香水の匂いをプンプンさせた金持ちに腹が立っていたこともあり、香水店に入って香水を買った(笑)。まあ酔ってたからなあ。。何がしたかったのかおれにもよくわからんのだが、勝手に香水シュッシュとつけては匂いを嗅ぐ不気味なアジア人。(向こうでは店員にやらすのがマナーだが、酔っていたので知ったことではない )顔は真っ赤だし目はすわっていたはずだ。で、即決でまた「おう!これくれ!」とドシンとジャパンマネーの威力を見せつけてやった(笑)。すると頼みもしないのに値引きをしてくれるわ、サンプル紙袋一つ分ぐらいくれた。「ガールフレンドにどうですか〜?」と女ものの香水である。全部彼女にやった(笑)。金持ってるとわかればへこへこしやがって!むかつくぜ!で、他にも色々な店を冷やかして帰って来たのであった。財布はほぼ空っぽになっていた(笑)。
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帰りの地下鉄駅構内。汚い駅だぜ!(文句ばっか)

ホテルに帰ってきた頃には大分酔いもさめていたが、まあまあ結果オーライだよね。恥はかいたかもしれないが、まあ満足である(笑)。シャワーを浴びて寝ました。

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