DARKTHRONE-A Blaze In The Northern Sky”

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今更説明する必要なんかないはずだが、最大限のリスペクトを捧げつつレビューしたい。ブラックメタル創世記の最重要バンドによるプリミティブブラックメタルのCDだ。

DARKTHRONEはこの2ndアルバムを皮切りに次々とドス黒いプリミティブブラックの教科書的名盤を世に送り出していく。

一般的に名盤と呼び声高い4thの”Transilvanian Hunger”だが、これは確かに当然まず聴いて欲しいCDだが、今回はこれです。

アガゾ〜ダ〜イ〜モ〜ンン、、
アガゾ〜ダ〜イ〜モ〜ンン、、

とまあ、いきなり呪文から始まることからもわかるように、かなり本気度が高い。ダイモンとは古代ギリシアおよびヘレニズムにおける神話・宗教・哲学に登場する、「人間と神々の中間に位置する、あるいは善性あるいは悪性の超自然的存在で、下位の神格や死んだ英雄の霊など」を指す(Wikipediaより)とのこと。

悪魔を呼び出そうとしているようなイメージか。黒ミサのようなカルト臭がいい感じだ。で、続く一曲目からしていきなり9分以上もある。音はスカスカでギターはノイズまみれ。ドラムはやる気なさ丸出し。ベースの音は聞こえない(笑)。

ボーカルはサタニックでひたすら苦しそうなうめき声、時に咆哮。で、しばしば虫が潰されたみたいなげひゃあ!という鳴き声が間にはさまる(笑)。

人に誇れそうなところがまるで見当たらない地下音楽である。これこそがブラックメタルの本来の形と言えるだろう。パンクやハードコアにも通じる地下精神性、アンダーグラウンドである。

これを全部ききとおせますという人はあまりいないのではないだろうか(笑)。正直上等なところがなに一つ感じられない上、拷問のごとく曲が長く、しかも全曲似ている。

おれはわけがわからぬままだがとりあえず何度も聴いたのでだいたい今が何曲目なのかとかはわかるが(笑)、かなり時間はかかった(笑)。

押しまくりの激速サウンドというわけでもなく、大半の曲はもったりとしたドゥーミーかつフューネラルな激遅サウンドである。たまに疾走するのがかっこいい。そんな感じだ。

このCDは数多くのメタルバンドに影響を与え、これより多少キャッチーだよ〜あれと同じぐらい音悪いよ〜など、もはやブラックメタルファンの間ではモノサシ状態となっている(笑)。今後もそうあるだろう。

ABSURDヘンドリック・モーブスは本作を指して「あの恐ろしく素晴らしいアルバム」と仰っている。

クレイドルオブフィルスとか聴いてブラックメタル好きとかぬかすクソガキをガッカリ唖然とさせるサウンドなのは間違いない。これが嫌いならこれ以上アンダーグラウンドな方向に進む必要はないだろう。引き返して陽のあたる場所へと帰るべきである。その試金石となる傑作だ。

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