残酷戦場写真館 ④

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“We got a blackhawk going down,We got a blackhawk going down.”

1993年、ソマリアで米軍と当時強力な勢力だったアイディード将軍との間で武力衝突が起こったことを我々は皆知っている。それは「ブラックホークダウン」という映画の貢献である。映画の完成度が人々にソマリアの惨状を認知させた。

まあ、認知したといっても、ひどいね〜とディナーを続ける以上のことはできないものかもしれないが。

湾岸戦争をパーフェクトに終わらせたアメリカであったが、アル・カイダも支援するこのアイディード将軍には苦戦した。アル・カイダはこの米兵との戦いを教訓とし、のちのゲリラ攻撃のやり方を改良していった。

といっても米兵の死者はほんの十数人で、1000人ぐらいソマリア人は死んだということである。

では、アメリカはなぜさっさとアイディード将軍との血みどろの戦いをきりあげてしまったのだろう?その答えが上の写真である。ブラックホークヘリが撃墜され、その搭乗者の死体が殺意に荒れ狂う民衆によって街中を引きずりまわされたのだ。このことは全世界に報道され、国民のナイーブな反応を恐れたアメリカはソマリアから撤退することを決意する。

アイディード将軍はとっくに戦死したが、ソマリアは今現在も全世界で最も危険な国としてその悪名を轟かせている。

参考
映画:ブラックホークダウン

http://www.watchingamerica.com/gazetawyborcza000001.shtml